【レベルス】老沼隆斗、難敵・心直を「ビックリする技でKOできたら」=12.6
12月6日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.68』。本大会で対戦するREBELS REDスーパーフライ級王者・老沼隆斗(STRUGGLE)と心直(REON Fighting Sports Gym)の戦前インタビューが主催者を通じ届いた。
老沼は空手ベースから生み出される多彩な蹴り技を得意とするREBELS-REDスーパーフライ級王者。今年2月のレベルスでは白幡裕星と年間最高試合の呼び声も高い激闘を見せ、また同9月のKNOCK OUTでは清志を上段後ろ回し蹴り一撃でKOする快勝。波に乗る中で難敵・心直を迎える。
老沼は9月のKOを振り返ると「正直なところ上段後ろ回し蹴りで倒すとは思ってなくて」と告白。予想外の一撃でのKOに「今までKO勝ちが少なかったので、この波に乗れたらいいなと思います」と勢いをつける一撃だったと語った。
連続KOを期待される次の一戦は、テクニシャン・心直と対戦。老沼は「心直選手の師匠が健太選手ということもあって、本人もテクニシャン。蹴りのカットが上手いので、自分の足を痛めないようにしないといけない」と心直の技術を警戒。その上で「前回のように流れの中でビックリするような技でKOできたらいいなと思います」と、期待通りのKOを狙うという。
現在レベルス・KNOCK OUTのリングでは、老沼と同門のぱんちゃん璃奈が注目を集めている。活躍する仲間に対し「彼女はもっと注目されてもいいファイター」と期待を寄せる老沼だが「僕とは路線が違います」と、対抗心はない模様。華やかに新しいファンを集めるぱんちゃんとは対象的に「鈴木(秀明)会長の現役時代のファンが飛びつくような、昭和のキックファンに受けるシブ路線でいきます」と“ムエタイキラー”路線を進む構えを見せた。
対する心直は日本屈指のテクニシャン・健太の愛弟子。長らく勝ち負けを繰り返す苦難のキャリアを歩んでいたが、今年9月には泰史との一戦に技術で競り勝ち、存在感を示した。
レベルスのナンバリング大会初参戦でいきなり王者・老沼と対戦する心直。「2度も防衛していて、打倒ムエタイを目指している強いチャンピオン。前回の試合(清志戦)では上段後ろ回し蹴りでKOしたりと、攻撃力があってバランスが良く危険な相手です」と高く評価。「タイ人トレーナーには勝てると言われますが、そんな簡単に勝てる相手ではない」と最大級の警戒を見せた。
慎重すぎるほどの姿勢を見せる心直だが、前戦ではその老沼にKO勝利している泰史に判定勝利を収めている。師である健太からは「練習ではめちゃくちゃ強い」と評価されながらもなかなか成果を出せなかった心直。「自分の思うようなキックができなかったらもう辞めよう」という覚悟で臨んだ試合に勝利し「今までの自分とは違うものを見せられた」と自信をつけたという。
そんな心直は現在格闘技一本で生活している。「親には感謝しかないですね」と言い、「お母さんの美味しい料理を毎日食べて練習してしっかり身体作りをしています」と、キックに浸かる生活を支えてくれている母に感謝の気持ちを見せた。
心直は”純白のマザコン”の異名を持つほど母への愛情が強く、会見場には母親同伴で姿を現すほどだ。将来的には「最終的には自分のジムを作って、そこで成功したらお母さんには何不自由ない老後を送ってもらえるようにしたい」と展望を描く心直にとって、この一戦は夢への第一歩となるだろう。勝敗が将来を左右するであろう老沼戦に向け「今やるべきことに集中するだけ」と、心直は改めて気持ちを引き締めて見せた。
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