【KNOCK OUT】“超攻撃型ムエタイ”スアレックが重森陽太に競り勝ち、創世のタイガGP制覇
▼第5試合 51.5kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
○老沼隆斗(STRUGGLE/REBELS-RED スーパーフライ級王者)
KO 2R 1分47秒 ※後ろ回し蹴り
●清志(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級2位、WMC日本バンタム級3位)
老沼は空手ベースから生み出される多彩な蹴り技を得意とするREBELS-RED スーパーフライ級王者。今年2月にMuaythaiOpenスーパーフライ級王者・白幡裕星と見せた一進一退の激闘は、レベルス年間最高試合の呼び声も高い。
清志はNJKFでバンタム級2位に位置づけるランカー。BOM、RISE、DEEP☆KICKなど、全国様々なリングで絶え間なく戦い続ける激闘派である。レベルス軽量級エースの呼び声高い老沼相手に存在感を示せるか。
1R、老沼が速く重い左右のロー。清志はパンチで前進するが、打ち終わりにポジションを細かく変える老沼を追い切れない。止まれば老沼がパンチで追撃。入り際にはヒジを合わせる多彩な攻撃で主導権を握り、ラウンド終盤にはバックスピンキックを出す余裕をみせる。
2Rも多彩な攻撃で老沼が優勢だが、清志も手を出し前進し老沼に主導権を渡しきらないかに見えた。しかし決着は突然。老沼の左ハイキックからつなげた右後ろ回し蹴りが、ハイキックをかわしたスウェーから戻った清志のアゴを直撃。ゆっくりと糸が切れたように倒れる清志を見たレフェリーはすぐさま試合を止め、老沼のKO勝利を告げた。
老沼はマイクを握ると「(2月の)白幡選手との試合がベストバウトと言ってもらえましたが、年間KO賞もいただきたいです」と、会心のKO劇に満足げな表情。REBELS軽量級エースとしての実力を見せつけリングを降りた。
▼第4試合 清水工業株式会社presents 73kg契約 3分3回戦(延長なし) REDルール
○渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
KO 3R 1分59秒 ※パンチ連打
●釼田昌弘(テツジム/NKBミドル級4位)
渡慶次は拳にバンテージだけを巻き、肘・膝・頭突きありの過激なルールで戦う「ラウェイ」を主戦場とする”狂戦士”。2018年には国際大会で75キロ級の王者に輝いているラウェイのトップファイターであり、今回初のキックルールでの参戦となる。
対する釼田はNKBミドル級4位のランカー。柔道、MMA、お笑い芸人、アメリカンフットボールと、多種多様な世界に飛び込む生粋のチャレンジャー。ホームであるNKBの竹村哲マッチメイカーから勝率を1対9で不利とされる中、どんな爪痕を残すか。
1R、落ち着いた様子の渡慶次がサウスポーの構えから左ロー、ミドルで牽制し、釼田の前進に合わせた右フック、左三日月蹴りを打ち込む。飛び込んでくる釼田に転ばされることはあるが、ペースは渡慶次がキープ。終盤には左ストレートをクリーンヒットさせる。
2Rも渡慶次が釼田にカウンターを合わせ続けるが、釼田は倒れずに前進。ヒジでカットを奪われても釼田の前進は止まらない。ロープ際のパンチ連打から左ハイキックを打ち込まれても、釼田が驚異的な打たれ強さを見せダウンを拒否する。
3R、渡慶次の左ハイキックを2度浴びた釼田はフラフラしながらも前進。渡慶次のパンチにカウンターを合わせ手数を止めない。しかしロープ際で押されながら打たれた渡慶次の左ローを受け、ついに我慢できずという様子でダウン。立ち上がるも足下がおぼつかない釼田へ渡慶次がパンチを打ち込み2度目のダウン。ダメージ甚大とみたレフェリーがカウントを取らずに試合をストップした。
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