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【RIZIN】テコンドー王者・江畑秀範、悔しい敗戦もプロ格闘技との二刀流に意欲「道が途絶えない限りは続ける」

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2020/11/21(土)UP

試合後のインタビューに応えるテコンドー王者・江畑

 11月21日(土)大阪城ホールにて開催された『Yogibo presents RIZIN.25』の[第4試合 RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(83.0kg)]で佐野勇海(20=NJKF拳之会)に判定負けを喫した江畑秀範(28=フリー)が試合後のインタビューに応じた。

 江畑はテコンドー全日本大会を9連覇した実力者で、今年8月にフリー宣言。フリー宣言時には「テコンドーの技がどこまで通用するかRIZINに挑戦したい」とアピールし、注目されていた。

 試合は、序盤から198cmの長身から強烈なミドルやヒザ蹴りで会場を沸かせたが、3Rに佐野の左フックから右ストレートを被弾しダウン。巻き返すことは出来ずに、RIZIN初戦は苦い判定負けとなった。

ダウンを喫する江畑(C)RIZIN.FF

「凄く緊張していたけど、音楽が流れて入場するのは気持ち良かったです。注目されて試合が出来たのは幸せでした」と大舞台を振り返る。

 敗因について、江畑は2点挙げた。1点目は「仕事の合間や練習中少しの合間に出来ることを怠けてたのかなと感じましたね。それが1番大きい」というように、日々の練習に向かう努力。2点目は「3分3R、軽いスパーリングはしたことあるけど、本気のスパーリングをしたことがない。自分と同じ階級の選手ともしたことなかったし、思った以上のスタミナ不足を感じました」との言葉通り、実戦的な練習の少なさだ。

 佐野と対戦して「印象は同じだったが、想像以上の彼の打たれ強さと気合を感じた」と自身の鋭い蹴り技に耐え、前進を続けた佐野を称える。

 プロとしての初戦を終えて、江畑が感じたのは“アマチュアとプロの違い”だ。「言い訳に近くなってしまいますけど、アマチュア競技だと相手に顔面クリーンヒットして、相手が嫌な顔をした時は、(ダウンと見なされて、レフェリーが)カウントを数え出すが、プロは完全に倒れないとカウントしない」と説明する。

長い手足から鋭い蹴り技を繰り出す江畑(左)(c)RIZIN.FF

 テコンドーの強さや技術を見せることが、今回の江畑の戦いに求められていた。序盤には、テコンドー独特のステップを見せ、強烈な蹴り技で印象は残した。しかし、「テコンドーの癖で、重心を後ろにしちゃう癖があって、貰った時に重たい感じを受けた」とテコンドーならではの動きが、キックボクシングルールに対応出来なかった部分もある。

「KO勝ちして大晦日とか次の舞台をアピールしたかったけどまだ言える立場じゃない」と敗戦を悔しがる江畑だが、「僕がやることは東京オリンピックの団体戦に向けて、スポーツマンとしてのスタミナを作り、団体戦に向けてしっかり練習したいと思います」と前を向いた。

 今回の試合を経験して「今回1Rは自分の戦いが出来たと思うのですが、スタミナが削られて、自分のペースにできなかったのが課題です。団体戦では持ち味を常に出しつつ、戦いたいです」と来年3月のテコンドー全日本選手権に向けて、意気込む。

判定負けを喫した江畑(右)(c)RIZIN.FF

 今後RIZINなどの格闘技のプロリングに出場するのかは気になるところだ。「いつオファーが来るかわからないですけど、年末くらいまでは、いつでもチャンスが来れるように準備はしてると思います。プロの試合に出れるように、(年内は)国内にも海外にもテコンドー選手権がないので、プロの練習は引き続きやっていきたい」と、再びプロ格闘技のリングに上がる可能性を示唆した。

「今回のRIZINに感謝していることは、テコンドーが広まったと思いますし、自分の名前もだけど、テコンドーが広まって欲しい。東京オリンピックもテコンドーが注目されれば、選手人口も多くなるし、日本のテコンドーが強くなると思うので、二足の草鞋を道が途絶えない限りは続けていきたい」と、今後のプロ格闘技とテコンドーの二刀流を見据えた。

※全試合結果はこちら

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