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【RISE】那須川天心との対決控える志朗、賞金から100万円を熊本水害支援に寄付

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2020/11/25(水)UP

寄付金を山都町長に渡す志朗 提供:KICK REVOLUTION

 11月20日、『RISE DEAD OR ALIVE 2020 OSAKA -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~』優勝者・志朗(27)が、今年7月の熊本豪雨水害にあった山都町をはじめとした市町村に、100万円を寄付した。

 この100万円は、11月1日に行われた上記トーナメントでの優勝賞金500万円のうちの一部。
 志朗は試合後の会見などで、優勝賞金の使い道について問われ「自分は社会貢献活動をしているので、熊本の豪雨災害に大きな額を寄付できれば」と語っていた。

 志朗は実父が熊本市出身だ。16年に起きた熊本地震の際には、被害が大きかった阿蘇のほうにボランティアへと出向き、自身のファイトマネーの一部や試合会場で呼びかけた募金などを被災地へ寄付してきた。

放水開始した通潤橋の復興に喜ぶ志朗 提供:KICK REVOLUTION

 同県の上益城郡山都町には、江戸時代に作られた日本最大のアーチ式水道橋・通潤橋があるが、熊本地震の際に破損。昨年は橋の復興に役立ててもらえるよう寄付を行うなど、継続的な支援を行っている。
 今回の寄付では山都町をはじめ、水害による被害が大きかった人吉市、球磨村、芦北町に対して、子どもの健全育成や復興支援を目的とした寄付を行った。

 志朗は10年前からタイの孤児院や、東日本大震災にあった石巻市の教育事業などを支援してきた。現在は『志朗チャイルドサポート』として、タイの小児HIV施設や視覚障害者学校を中心に支援を行っている。
 このHIV小児施設に浄水施設を作る際に、熊本県在住者たちによって寄付が行われた経緯があり、志朗はその恩返しとしても熊本に支援を行っているとのことだ。

20連勝の鈴木からダウンを奪いトーナメント優勝を果たした志朗

 また、山都町では、良質な米を育む美しい棚田が名物だ。しかし熊本地震の後、棚田を手放し米作りを止めてしまう人たちが多くいた。それを聞いた志朗は「棚田の復興に繋がるためになにかできることは」と考え、若い県外の人たちにも興味を持ってもらえるよう、春より「志朗田」として一部を使わせてもらっていた。

 新型コロナの影響で、志朗自身による田植えや稲刈りは出来なかったが、地元の人たちの厚意でもち米を収穫できたと言う。

 トップファイターとして活躍しながら、長年国内外での社会貢献活動を行っている志朗。今回のトーナメント優勝により、2月には那須川天心との対決が決まっているが、ますます多くの人を勇気づける試合となるだろう。

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