2020/12/10（木）UP
（最終更新：2020/12/10 20:27）

倉本（左）と中原（右）のスープレックス対決なるか

　12月31日（木）さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.26』の第3弾カード発表会見が10日（木）都内で行われた。

　レスリング天皇杯三連覇で、修斗の“投神”倉本一真（34=修斗GYM東京）が参戦。“スピードスター”中原太陽（37=佐山道場）と対決する。MMAルール、63.0kg契約の一戦（ヒジ有り）となる。

　倉本はレスリングで2012年〜2014年まで天皇杯全日本選手権グレコローマン60kg級3連覇を果たし、2013年と2014年には世界選手権の日本代表にも選ばれているレスリングエリート。2018年に修斗でデビューしてから、驚異のジャーマンスープレックスを武器に7戦全勝、“投神”の異名を持ち、昨年はMVPとベストバウトをダブル受賞した。

ジャーマンを炸裂させる倉本

　今年5月、修斗世界暫定王座戦に挑んだが初黒星を喫し王座には届かず。8月には女子レスリング48kg級で、リオ五輪金メダリストの登坂絵莉との入籍を発表し話題となった。

　対する中原もレスリングをバックボーンとし、02年にデビュー。「スピードスター」として修斗やHERO’s、戦極をはじめ数々の舞台で、所英男、マイク・ブラウン、石渡伸太郎など強豪たちと拳を交えてきた。
　17年2月のROAD FCでは朝倉海に勝利したムン・ジェフンと対戦。グラップリング力で上回り、フルマークの判定勝利を収めた。

　その試合以降は試合から遠ざかっていたが、今年8月に初代タイガーマスクこと佐山聡に見出され、佐山道場の門下生となった。約3年10ヶ月ぶりの復帰となった今大会で、完全復活を果たす。

石渡伸太郎（右）にハイキックを繰り出す中原（左）=2010年

　会見で倉本は「ベストパフォーマンスを出してしっかり勝つ」とコメント。記者から「あの技を期待しても良いか？」との質問が飛ぶと「ジャーマンのことでしょうか。元々出そうと思って出してる技でもないんで」としつつ「チャンスが出来たりいけるなと思ったら、しっかりそこで相手を仕留めたい」と流れの中で倒すと語った。

　対する中原は「初代タイガーマスク佐山サトルの弟子、中原太陽です。佐山先生に学んでいることを出しに来ました」と挨拶。倉本のジャーマンについて尋ねられると「僕もタイガースープレックスを習っているので、披露できれば」と師匠の必殺技で対抗する。
「ジャーマン対タイガースープレックスの試合と、思ってもらって構わない」と投げ勝つ気満々だ。

　師匠の佐山からは「ベテランの自分が全く知らない技術、本当に人を倒す技術というのを学んでいる。それを披露出来れば」と、直伝の掣圏真陰流とも思われる技も繰り出すとコメントした。

＜対戦決定カード＞
▼RIZIN MMAルール：5分 3R（63.0kg）※ヒジあり
中原太陽（佐山道場）
vs
倉本一真（修斗GYM東京）

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