2020/12/14（月）UP
（最終更新：2020/12/14 20:41）

来年2月に開催する格闘技イベント「MEGA2021」におけるメイウェザーとの対戦相手に木村”フィリップ”ミノルが名乗りを上げた

　12月13日（日）東京・両国国技館にて行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN～K-1冬の大一番～』一夜明け会見が、14日都内にて開催。第11試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1Rに勝利した木村”フィリップ”ミノル（ブラジル/PURGE TOKYO）が掲げたフロイド・メイウェザー（米国）戦に対し、中村拓己プロデューサーが見解を示した。

　木村は今年3月に行われたK-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントを全試合1R KOで制し王座戴冠。今回が王者として初の試合となった。初参戦のHEATキックルールミドル級王者アビラル・ヒマラヤン・チーター（ネパール/志村道場）に先制のダウンを奪われる波乱のスタートとなったが、2度のダウンを奪い返し逆転。最後は倒しきれなかったものの、パンチでアビラルの左眉上をカットしTKO勝利を呼び込んだ。

木村のメイウェザー戦希望はリング上で始めて聞いたという中村プロデューサーは「我々も考える」と前向きな姿勢を見せた

　この勝利で10連続KO勝利の大記録を打ち立てた木村は、試合後のマイクで「盛り上がってるメイウェザー選手、日本で一番パンチがあるのは僕だと思うので、みんな見たくないですか？　格闘技界のためなら何でもするので、組まれたら見に来てください」とコメント。来年2月に東京ドームで行われる格闘技イベント『MEGA2021』に出場が予定されている、プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー（米国）の対戦相手に名乗りを上げた。

　木村は試合後のダメージが抜けていないため、14日の一夜明け会見を欠席。メイウェザー戦発言の真相は中村プロデューサーの口から語られた。

木村は13日の勝利で10連続KO勝利の大記録を打ち立てた

　大会の総括を終えた中村プロデューサーは「木村選手が試合の後のメイウェザーとの対戦に興味を示す発言がありましたが、僕らもリング上で初めて聞いた」と、現時点では何も決定していないと説明。その上で「木村選手の希望に関しては、これから我々も考えていこうと思います」と、理解を踏まえた検討を行う姿勢を見せた。

　なお、『MEGA2021』を主催するMEGA製作委員会は、メイウェザーの対戦相手は各格闘技団体の王者クラスへのオファーを予定。K-1王者である木村もその条件を満たしている。K-1の70kg級において圧倒的な強さを見せる木村とメイウェザーの対戦は実現するのか、今後の動向に注目が集まる。

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