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【キック】KROSS×OVER坂本代表「藤原あらしはサッカー界でいえばカズ」と絶賛、2021はMMAも!展望語る 

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2020/12/22(火)UP

2020年の全大会を終えた坂本光広代表が2021年を展望「いろんな団体に選手を送り込みたい」

 12月20日(日)東京・新宿FACEにて開催された『株式会社秀拓 presents KROSS×OVER 10』。2020年最後の大会を終えた主催者・坂本光広代表が大会を総括、2021年の展望を語った。

 坂本代表は2020年を振り返り「今年はコロナ禍があり、6月の新宿パークタワー大会が延期になりました。年末は10月、12月と連続で新宿FACE大会を無事に開催でき、嬉しく思っています」と、新型コロナの影響を受けつつも、年後半に大会運営を実施できたことを報告。

2020年最終戦で快勝を見せた藤原あらし

 その10月・12月の大会をどちらも昼夜二部制として開催した理由を「ソーシャルディスタンス対策のため、席が半分になりました。通常通りの開催では赤字になってしまいます」と、いわば”苦肉の策”での二部制だったと説明。
 しかしその苦境の中でも「目玉企画のムエタイ最強トーナメントを組めたので、非常に満足しています」と、手ごたえのある大会開催に持ち込めたと語った。

 本大会を振り返ると「凄かったのは藤原あらし選手。(試合時)41歳であそこまで動けるのは尊敬します。サッカー界でいえばカズ(三浦知良)選手のように、見ていて勇気を与えられたと思います」と、年間最終試合で完勝を見せた藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)を絶賛。
 また第2部に出場し判定負けを喫した首藤賢吾(バンゲリングベイ・スピリット)の名をあげ、今後の成長に期待を寄せた。

今年2月大会のMMA戦では、リアネイキッドチョークでの50秒一本勝ちも見られた

 2021年の展望については「3月と6月に大会が決まっているので、まずはそこをしっかりやり切りたい」と、まずは目の前の大会を成功させると意気込み。
 さらに「KROSS×OVERはMMAの大会もあるので、そちらも力を入れたいですね」と、2020年には1試合しか行えなかったプロMMAも再開する考えを示した。

RIZINで活躍する萩原京平(右)は19年11月の「KROSS×OVER 7」のアマチュア戦に出場

 さらに今後の目標を「選手を育てて、またいろんな団体に選手を送り込んでいきたい」と語った坂本代表。
 直近の大会ではジュニアキック41冠王の曽我昂史(チャンデットムエタイジム)、13冠王の桂英慈(クレイン)といった逸材が出場。過去にはKROSS×OVERを主戦場とする木幡紀帆(BELIEF)がREBELSへ出陣、またRIZINで脚光を浴びる萩原京平(SMOKER GYM)がMMAのアマチュア戦に出場し足掛かりを得るなど、選手の飛躍のきっかけを作っている。

 2021年にはさらに多くの逸材たちが出場するであろうKROSS×OVER。格闘技界の台風の目として、今後の活動に注目したい。

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