【K-1】武尊、怪我の左拳は万全「試合まで120%持っていける」質を高めたボクシング練習強化
1月24日(日)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4~』(代々木第一体育館)にて行われる[K-1スーパー・フェザー級タイトルマッチ]で挑戦者レオナ・ペタスと対戦する王者・武尊が25日、公開練習を行った。
東京・祐天寺にある『ALONZA Fitness&Kickboxing』で練習を行った武尊、同ジムは卜部功也が今年2月にオープンしたジムで、武尊も所属する『K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST』と並行して通いながら練習を積んでいる。武尊は今秋にエディ・タウンゼント賞を受賞したこともあるボクシングの名トレーナー、藤原俊志トレーナーと契約し、ここALONZAでは藤原トレーナーにボクシングのパンチの特訓を受けている。
今回の公開練習で、武尊は藤原トレーナー相手に2分1Rのパンチのミット打ちを披露。11.3K-1福岡大会を欠場する原因となった左の拳でもパンチを打ち、順調に怪我の回復と調整が進んでいることをアピールした。
怪我した左拳を使わない状態が続いていたため筋力の低下も見られたというが「今は左の拳で打つ練習を重点的にやっていて、試合までに120%まで持っていけると思う」と、過去最強の“左”に仕上げるつもりだ。
藤原トレーナーからは改めてパンチの基礎を学んだ武尊。
「キックボクシングの打ち方でもないし、ムエタイでもないし、ボクシングでもないし、自己流」という自身のパンチを、「良かった部分もあるんですけど、だからダメだった部分もあった」ということで改めて見直した。「今の僕流のパンチにプラスすべき基礎を加えるみたいな感じで練習させてもらっています」と、藤原トレーナーの指導の元、改良を加えているという。
特に重点的に教わっているのがポジショニングだ。「自分が一番攻撃を強く打てるポジションから動かないのが僕のスタイル」という武尊だが、それ以外のポジションからでもパンチを打つ練習を重ねているという。「今までワンパターンしかなかったのが、違うパターンからもまた攻撃を始められる」と、選択肢を増やし、戦いの幅に広がりを持たせるのが狙いのようだ。
藤原トレーナーは武尊のパンチについて「パンチの質は重いですね。最近引くことを意識させてるので、キレも生まれてきてます。質としては“硬重い”ですね」と武尊のパンチへの評価も高い。「僕からはちょっと動けばいいポジションをとれるということを伝えたんで、より幅が広がって、攻撃は多彩になるかなと思います」と、自身の指導によりさらに戦いの幅を広げた状態でレオナ戦に送り出す。
今年の武尊は自粛の影響や拳の怪我での欠場もあって、3.22「K’FESTA.3」でのペッダム・ペットギャットペット戦のみの1試合で終わった。「来年自分が高く跳ぶために、今年は低くしゃがんだ1年。夜明け前は暗闇なんで、そこから来年は明るい夜明けが待ってるんじゃないかなと思っています。2021年を最高の1年にするための2020年だったと思う」と語る。試合までちょうど1ヶ月、さらに進化したパンチでタイトル防衛に挑む。
▶︎次のページは今日の武尊の ”キレキレ” ミット打ちの動画
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