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【RIZIN】榊原代表がシバターを評価、起用理由と第2弾の可能性を語る

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2021/01/04(月)UP

初参戦し、大健闘を見せたシバター

 12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.26』にユーチューバーのシバター(35)が出場し、K-1で活躍したHIROYA(28=TRY HARD GYM)と引き分けるも、後にビデオ判定で2R、シバターの腕十字でHIROYAのタップが確認され、一転シバターの一本勝ち(2R 0分38秒)となった。終盤はシバターが打ち込まれ劣勢だったが1Rにはダウンも奪った。

 榊原代表は昨夜公開されたRIZINの公式YouTubeで「今の世界のトレンド。ローガン・ポールとか、ジェイク・ポールとか2,000万人くらいフォロワーがいるYouTuberがこの前のタイソンの試合にも出てきて彼らがPPVの売り上げを稼いだ。格闘家、実力とは別に売り上げと話題性も重要。我々も経済活動なので」と語る。
 プロとはアマチュアとは違い、人気と実力があり、さらに話題性から集客し、興行の売上につなげることだ。榊原氏はそこに人気炎上系ユーチューバーで格闘技経験16年のシバターを持ってきた。

昨年11月、タイソンの前座で見事にKO勝ちした人気ユーチューバージェイクポール(getty)

「シバターだって、どれだけトレンドになり話題になったか。普通の格闘家より実力は下だけど話題性は遥かに上じゃないですか。今回実験的な形でやってみて、視聴率など数字的な分析をする。当然、堀口恭司や浜崎朱加などの王道のカードの芯はぶらさずに、バランスをとり、格闘技のハードコアなファンとは別の層にもどう届けていくかというチャレンジの中で、ユーチューバーの皆んなの力もうまく活用できたら」とコア以外の広い層へ届けるためのチャレンジだと語った。

HIROYAがタップし「タップしてるよ」とシバターはレフェリーに叫ぶもレフェリーは取らず、リング上では引き分けに。試合後に一本勝ちが認められた

 シバターの結果については「よく頑張りましたよ、大したもんでしたね。一転、ドローかと思ったら実はタップしていたという。HIROYAもあそこまでやると思っていなかったんじゃない? 純粋に格闘技をやっている選手からするとリスクのある相手の中でHIROYAがしっかり受けて向き合ってくれて感謝しているし、(シバターが)キワモノで登場して1Rでキックルールでやられるかと思ったらダウンまで奪った。体重差があるから一発当たったらダウンになるのだろうけど」と体重ではシバターが15kg以上重く、有利な部分はあったが、その健闘に評価した。

 今後については「プロモーターとしては有りかなと思っています。年明けにシバターと話して、第2弾、第3弾を、コアな格闘技ファンの皆さんに怒られるの覚悟でぶち込んでいきたいと思います。我々も今回の結果を考察した上で、向き合わせていただきたい」と語った。

榊原代表の大みそか試合後の会見

 ちなみに2日にYouTubeで無料公開された昨年大みそかの全試合カードの再生数では、シバターvsHIROYAは292万回とトップ、2位の朝倉海vs堀口恭司に差をつける。
 一定以上の強さを見せたシバター。王道のカード以外の枠となるだろうが、第2弾もありえそうだ。
 なお、この動画は「シバターRIZIN参戦の舞台裏!」として今回の榊原代表の話に加え、シバターやHIROYAとの交渉する姿、試合前の意気込み、試合後の両者の姿など約20分にわたり公開されている。

▶︎次のページは動画「シバターRIZIN参戦の舞台裏!」

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