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【ボクシング】48歳・引退間近の西島洋介、シバターに挑戦状の高橋知哉を指名「悔いの残らない打ち合いを」

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2021/01/08(金)UP

西島洋介(右)がヤマネ・ボクシングのヘビー級王者の高橋(左)に引退試合を挑んだ

 90年代、日本人としては珍しい本格派のヘビー級ボクサーとして一世を風靡し、2000年代からはK-1やPRIDEのリングでも活躍した西島洋介(47)は、以前のような「西島洋介山」ではなく、「マスター西」のリングネームでリングに上がり続けているが、今年の抱負に「現代の日本人ヘビー級ボクサーと戦いたい」と語り、日本ボクシング連盟・前会長の山根明氏が立ち上げたWYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)の世界ヘビー級王者である高橋知哉(33)との対戦を熱望した。

 高橋は年末シバターの相手として挑戦状を叩きつけた選手、パワーとアグレッシブファイトの持ち主だ。

前回の引退試合でボブ・サップにKO勝利する西島洋介

 西島はボクシングではNABO王座、OPBF東洋太平洋王座、WBF世界王座を獲得し、最終的にも24勝(15KO)2敗1分の好成績。その後、PRIDE、K-1に参戦。2013年の引退試合でボブ・サップにKO勝ちし見事40歳で有終の美を飾ったと思われたが、44歳でカムバック。48歳となる今年が「今度こそ引き際が近い」と実感しているという。

 そんな中で抱く目標が2つある。元WBO世界ヘビー級王者レイモン・ブリュースター(47=米国)との試合。そしてもう一つは、自身がボクシング界から去った後に日本で現れたヘビー級ボクサーに勝つことだった。

 昨年、京太郎がプロボクシングからK-1へ戻ると、その照準は高橋一択になった。

山根氏と高橋の2ショット

 高橋について西島は「パンチの重い選手なので悔いの残らない打ち合いができそう」と闘志を口にする。そして小学校時代からキックボクシングを続け、留学先のオーストラリアでもトレーニングに打ち込んでいる次男に「ベルトを巻いている父を見せたい」という夢も語った。

 オファーを受けた高橋は「まずは山根会長に相談する。本当に光栄な話なので、個人的にはぜひ戦いたい。ヘビー級で日本の期待を背負うのは自分なので、その世代交代マッチにしてみせる」とコメントした。

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