UFC選手リベラが殺人未遂で逮捕「神からの指示があった」
UFCバンタム級ファイターのアーウィン・リベラ（自身の公式SNSより）
米国総合格闘技（MMA）団体、UFCに参戦しているバンタム級ファイターのアーウィン・リベラ（31＝米国）が7日に2件の殺人未遂の罪で逮捕されたことが分かった。ESPNなどの複数の海外メディアが7日に報じている。リベラは7日に逮捕され、保釈金なしで拘束されている。
事件のあったフロリダ州の警察発表によれば、リベラの実の姉と妹は自宅で寝ているとリベラに襲われていたと話しており、複数の刺し傷を負っていることが確認されている。2人は近くの病院に搬送され、命に別状はないという。
保釈金なしで拘束されているリベラは、警察の取り調べにおいて、ナックルナイフで姉妹を刺したことを認め「姉妹を刺し殺してしまった。higher power（神の意味）からの指示があり、姉妹を刺した」と供述しているという。
UFCは本件について、格闘メディア「MMA Fighting」の取材に対し「アーウィン・リベラが関与した最近の事件を確認している。彼が精神上の問題とされる行動をしているとの情報を、リベラのマネージメントから受けている」とコメント。今後の処分については後日に発表する予定としている。
正体不明の声が聞こえたり、その声で命令されたりなどは典型的な精神病の一種である統合失調症の症状だ。精神疾患ならばリベラの責任能力がヒアリングや診断医を通じて判断され、刑が決まってくるだろう。
強打を誇るリベラはTitan FCで3連続KO/TKO勝利を飾った後、20年5月にUFCデビュー。3試合を行い、1勝2敗の成績で、直近では、9月にアンドレ・イーウェルに判定負けを喫していた。MMA戦績は10勝6敗。
▶︎次ページ（動画）は、今回の衝撃的な事件を報じたニュース映像
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