【Road to ONE】メイン大抜擢の21歳・平田樹が“負けない”宣言、女子アトム級GP優勝に野心見せる=2.22
2021年2月22日(月)に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTにて開催される『CLASTY Presents Road to ONE:4th Young Guns』のメインイベントで、修斗世界女子スーパーアトム級ランキング5位の中村未来(MARS GYM)と対戦する、平田樹(フリー)が6日、オンラインでのメディア囲み取材に出席した。
平田は18年9月の「ABEMA」の人気企画『格闘代理戦争3rdシーズン』で優勝しONEと契約。19年6月のONEデビュー戦でアンジェリー・サバナル、同年10月の日本大会でリカ・イシゲに、2試合連続の一本勝ちを収めると、前戦となる昨年2月のナイリン・クローリー戦で、パウンドによるTKO勝利を収めた。プロMMA戦績は3戦全勝。
約1年ぶりに戦いの舞台に登場する平田は「シンガポール大会もいいけど、日本で試合ができるのも嬉しかった。やっと試合になったと実感しています」と、純粋に試合ができることに喜ぶ。
今回の試合に向けて、平田の大きく変わったことは練習環境。平田は現在、所属をフリーとし様々なジムや指導者の下で切磋琢磨している。「大沢(ケンジ)さんの(和術慧舟會)HEARTSに行かせてもらったり、内山(高志)さんのボクシングジムに行ったり、あと(フィジカル)トレーニングはHALEO代官山で、レスリングとかの寝技の部分ではKRAZY BEEに行っています。フリーになって、自分でやらないといけないことが増え、成長しました。今までは人に任せっきりで出されたメニューをこなすだけだったけど、自分でメニューを組んで練習しました。自分の苦手な部分も得意な部分も考えながら練習できるので、いい環境になったと思います」と、21歳にして自らプロ格闘家の“平田樹”を創り上げるため、錚々たる各分野の指導者や名門ジムに自ら足を運び、一足飛びの成長を試みる。
MMA戦績3勝3敗のストライカーである対戦相手の中村について尋ねると「打撃の選手かと思うんですけど、自分は打撃にこだわらず、自分の得意なことをして、試合のリズムを全部自分で作れたらいいなと思っています」とコメント。
しかし、平田がこの1年間で特に強化したのは打撃。「毎回、スタンドでのフィニッシュを考えていましたが、今まで細かい部分の打撃を習っていなかったので、あまり結果には出せなかった。でも、今回は細かい部分も習ってきたので、打撃フィニッシュも狙っています。ぜひ期待してもらいたい」と、進化した打撃のお披露目にも期待ができそうだ。
また、プロ3戦のノーランカーながら、全てフィニッシュ勝利の勝ち方やその注目度の高さを理由に、今年開催予定の女子アトム級GPの出場候補として名前が上がっている平田だが「(アトム級GP参戦を)意識しています。昨日のスタンプ(フェアテックス)選手ですけど、やっぱ負けちゃいけない試合はあると思うので。(※2.5『ONE: UNBREAKABLE III』にて、スタンプはアリヨナ・ラソヒナに一本負け)GPが開催されるまでは必ず負けたくないですし、GPで優勝するという目標があるので、それまでは必ず勝ち続けます」と、さらりとした表情で大きな野心を語った。
平田がメインを務める本大会は、アジア最大級の格闘技団体ONEチャンピオンシップの冠を戴く『Road to ONE』の第4回大会。
「日本格闘界、5年後の主役たち」を多数ラインナップすることをテーマに掲げ、長引くコロナ禍で若手格闘家の戦う舞台が減っている現状に一石を投じる試みで、「Young Guns(若きエリート、やり手。経験者たちと張り合える若き才能)」と題されている。
大会キャッチコピーの「ガキには、未来しかない。」の通り、平田がその輝く未来を見せてくれるのか、期待される。
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