2021/02/11（木）UP
（最終更新：2021/02/11 11:25）

MVPに選出された木村（右）とレジェンドの魔裟斗（左）

　K-1 JAPAN GROUPの年間表彰式として『K-1 AWARDS 2020』が、2月10日（水）都内にて行われ、2020年のMVP（最優秀選手）に選出された、K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル（27＝PURGE TOKYO）が、式終了後の取材に応じた。

　木村は、強烈なパンチと桁外れのパワーを武器に、2020年は4連続KO勝利と躍進した。新生K-1がスタートしてからは、ビッグマウスで会見を盛り上げ、時には敗戦を経験することもあったが、18年にはKrush王座を戴冠し、昨年には念願のK-1王座に就いた。現在は10連続KO勝利中で、”KO KING”と取り上げられるようになった。

魔裟斗も祝福した

　K-1のレジェンドの魔裟斗は、木村について「凄いところは誰もが分かる一発のパワーです。新生K-1が始まってから見てましたけど、今が心技体が充実しています。全てにおいて向上している」と最近の木村の戦いを高く評価する。

　以前は、ベルトのかかった試合で敗北するなど苦しい時期も味わった木村。現在、快進撃を続ける木村と過去の違いを魔裟斗は「僕の想像ですが、精神的に大人になった」と分析する。「彼女がいて、毎回会場にその彼女がいるのがいいんじゃないかと思っています。守る者のパワー、精神が安定しているんじゃないかな」とも笑顔で話した。

木村ミノルが受賞の喜びをコメントした

　自身が世界王座を獲得した-70kgの階級で勝利を重ねる木村に、魔裟斗は「新生K-1が始まった頃は、70kgは世界で勝てなかった。でも、木村が出てきて外国人選手たちを倒してくれた。軽量級にはない迫力、ヘビー級にはないスピードがある70kgが僕は好きです。最高の階級だと思っているので、外国人選手が来れるようになったら、凄く強い世界の選手たちと木村が戦う試合が見たい」と、更なる強豪撃破に期待を寄せた。