2021/02/23（火）UP
（最終更新：2021/02/23 19:54）

ANIMAL（左）と愛鷹（右）の”野獣対決”

　3月28日（日）東京・日本武道館にて開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4 Day.2～』では、愛鷹亮（32＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）vsANIMAL☆KOJI（29＝LEGION TOP TEAM）のクルーザー級戦（3分3R・延長1R）が行われる。

　愛鷹は昨年6月に両目の網膜剥離が発覚。手術を経てこの3月に復帰戦に臨む運びとなった。
　網膜剥離の手術をした医師は、格闘家を何人も手術したことのある名医だという。愛鷹は「先生から今まで通りに試合をしても大丈夫だよと言ってもらえたので、これまで通りに戦いたいと思います」と、打ち合い上等のファイトスタイルを変えるつもりはない。

当時の王者・カリミアンにフックをたたき込む愛鷹（19年8月）

　ANIMAL選手から「キャラがかぶる」と挑発されている愛鷹だが「まったくピンと来なかったです。いかつい感じのフォルムがかぶってるのは分かるんですけど、正直、キャラはかぶってないと思うんですけどね」と苦笑。
　さらに「自分はバナナはそんなに好きじゃないですし『アニマル』のキャラクターで売ってないんで」と心外だと語る。

　そのANIMALについての印象を愛鷹は「左右フックで振ってくるイメージで、自分にとっては相性がいいと思います。戦い方をどう変えてくるかは分からないですけど、どう変えてきたとしても倒せる自信はありますね」と余裕を見せる。

妻・佐藤すみれ（左）と並び結婚指輪を見せる愛鷹

　今年に入り、元AKB・SKEメンバーの佐藤すみれと結婚、子どもが生まれることも発表した。愛鷹は「お腹も大きくなってきているので、来年の春頃に式をあげたいと思います。前は一人で練習して帰ってきてという生活だったのが、今は家に帰れば妻が待っててくれて、食事も出してくれてっていう。帰る場所があるのが自分の力になってますね。子供も出来ましたので、より一層頑張らなきゃ、という思いは増してます」と新しい家族が力になっており、負けられないと意気込んだ。

■ANIMAN「愛鷹選手に新たな挫折を味わわせる」

被弾上等の野獣フックでトップファイター・RUIにKOで勝利したANIMAL=昨年11月

　相手ANIMALは、愛鷹の印象を「ボディもフックも思いっきりパンチを振ってくる選手ですよね。攻撃力があるんだろうなと思います」と警戒する。

　そんな愛鷹との試合の対策は「その時のテンションによりますね。別にフルで打ち合ってもいいし、もし愛鷹選手がパンチを振り回さずに上手く戦おうとしても、僕の方が手数も多いと思います。まぁ、そんな風にプランは2つ3つありますけど、その時の自分と相手のテンションで、じゃんけんみたいな感じでやろうと思います。相手がチョキを出してきたらグーを出すし」と自信満々だ。

バナナを手にポーズをとる“野獣”ANIMAL☆KOJI（c）K-1

　ジャンケンに例え、頭を使って戦うのかと思いきや「そんな器用なことはできないんで、思いっきり打ち合うでしょうね。じゃんけんに例えるならグーしか出しません」と断言。続けて「僕は愛鷹選手がグーを出してきたら、もっとでかいグーで叩き潰すし、もしパーを出して来たら思いっきりグーで突き破ってやります。野獣のグーは最強です」と独自の勝負観を語る。

　さらに「まあ俺はホンモノの野獣で、あっちはニセモノの野獣なんで。同じ階級に同じキャラは2人もいらない。野獣は一人で十分です」と挑発しつつも「愛鷹選手が俺の対戦要求を受けたことについては、男だなって思います。愛鷹選手のキャッチフレーズは“魂の日本男児”でしたっけ？だったら僕は“魂の野獣”なので、今回は“魂対決”ですね」と野獣に続き魂でも決闘する。

　最後に「愛鷹選手も苦労してK-1の舞台に上がってきたと思うけど、僕も格闘技を始めてたくさん挫折を味わいました。なので愛鷹選手にはANIMAL☆KOJIという新たな挫折を味わせたいと思います」とまたも挑発的な言葉で締めた。

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