【ONE】青木真也、急激な前日計量に「健康をトレードまでして”仕上げる”必要はない」
4月29日(木)にONE Championshipが開催する『ONE on TNT4』にて、空手出身の元UFCファイターのセージ・ノースカット(24=米国)とライト級マッチで対戦する青木真也(37)が5日、オンライン取材に答えた。
試合について、打撃の選手(ノースカット)vsグラウンドが得意な選手(青木)のため、割と決着するのではないかという見立てもあると語り「その中でいかにぼくが頑張り尽くせるかというか、戦えるかというか、気持ちを出して折らずにやり続けるかというのがすごく大事なんじゃないかと思いますね」とコメント。
これまで青木は自身の通常体重であるライト級(-77kg)で戦ってきた。前戦のジェームス・ナカシマや、今回4月のノースカット共にはONEプロフィールでは83.9kgと記される。彼らは前日計量でライト級の体重まで落としてくるが、当日の試合では、自分よりも体重のある選手との試合が続く。
そのため、自身を、”体重で言うと軽めのライト級(-77kg)”と言われることが多いという青木だが、フェザー級に1階級下げたからといってコンディションが良くなるものでもないと言う。
試合のために無理して体重を増減させず、普段通りのコンディションをいかに保つのかが青木の調整だ。
最近とあるMMA興行の前日計量について青木は自身のTwitterで「計量の写真を見る度に思うのですが、身体に悪いですよね。僕はここまで普段との差を作れないです。どんな計量システムであっても体重の増減は健康とは距離がある。」と語っていた。
今回の取材でも”健康という軸”と”仕上がりという軸”は似たように聞こえるが、似て非なることだと思うとし、例えば、極度の水抜きでダウンして体重は揃え、体重を戻す行為など、短期的なスパンならば有効かもしれないが健康とトレードしていると言え、青木の理屈では健康は担保しておかなければならないからこそ、常に良いコンディションでいなければならないし、健康をトレードまでして”仕上げる”必要はないんじゃないかと最近思っているという。
そして、コンディション作りへの”食”のこだわりは「悪いことをしない」ことで、「(身体に)良いことをするよりも、身体を壊すようなことをしない」と語る。しかし、特に避けている食べ物等はなく、海外での食事もその時の気分で決めていると語った。
食も体重も身体をいたわり調整をするという青木、前戦(1月22日)から短いスパンだが、急激な体重の増減が無いからこそ出場を可能にするのだろう。試合まで2ヶ月を切ったが、ナチュラルな調整での強さに期待したい。
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