2021/03/06（土）UP
（最終更新：2021/03/06 22:08）

無敗の“8頭身JKファイター”AKARI

　2021年3月28日（日）の『RISE 147』（後楽園ホール）で開催される[ミニフライ級（-49kg）NEXTQUEENトーナメント2021]の対戦カード抽選会が6日に都内で行われた。

　女王・寺山日葵（ 20＝TEAM TEPPEN）へのベルト挑戦を懸けた女子ミニフライ級（-49kg）の4名によるワンデートーナメント。
　AKARI（17=TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝）、大倉萌（24=大道塾吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会女子-215クラス優勝）、山本ユノカ（26＝Kick Box/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者）、宮﨑若菜（20=TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝）が参戦する。

このリーチの長さもAKARIの武器だ（計量写真）

　トーナメントは1日で決勝戦まで実施（準決勝3分3R延長1R、決勝3分3R延長2R）となり、準決勝（1回戦）の対戦カードは抽選で決定される。

　抽選方法は、AかBのカードが2枚づつ入った4つの封筒を各選手が選び、同じアルファベットを選んだ同士が対戦するというもの。大倉と山本がAカード（第1試合）、AKARIと宮﨑がBカード（第2試合）を選んだ。

　第1試合で、空道王者の大倉と対戦する元ボクシング王者の山本は「誰が対戦相手になってもやることは全て同じ。特に萌選手と対戦するからといって、特別な対策は考えていません。自分の力をどれだけ伸ばせるかを重点を置いて試合に向けて準備します」とコメント。

空道王者の大倉

　対する大倉は「（山本）ユノカさんとは何度も練習させていただいて、パンチが強いと知っています。前回のトーナメントで学んだことをしっかり出して前回とは違う自分で戦っていこうと思います」と、意欲を見せた。

　第2試合に登場する宮﨑は「AKARI選手と1回戦で戦いますが、これはやる運命だなと思いました。私の唯一の負けがAKARI選手なので必ず勝って、敗北の味を教えてあげようと思います」と、堂々のリベンジ宣言。

ハイキックとパンチで相手を2度ダウンさせ1R TKO勝利した宮﨑（左）

　対する、無敗の“8頭身JKファイター”AKARIは「宮﨑選手と1回戦でやって、決勝で大倉選手とやるという良いストーリーができたと思う。宮﨑選手とは1回目にやったこと以上に圧倒して、リベンジなんて2度と言わせないように試合内容で勝てるように頑張ります」と余裕のコメント。両者は19年11月に対戦し、その時はAKARIが判定勝ちしている。

　トーナメント勝者とタイトル戦を行う寺山は、2月28日（日）に開催された『RISE ELDORADO 2021』で、難敵の田渕涼香（20＝拳聖塾）に判定勝利を収め、その盤石の強さをアピール。

山本のプロボクサー時代。16年8月、3R TKO勝ちでWBA女子世界ライトミニマム級王者となった。（Photo:Naoki Fukuda）

　その試合翌日の会見で「AKARI選手は以前から名前を挙げてくれている。相当倒したいんだろうな。大倉選手は強くていい選手。宮﨑選手もこの間のKOが印象的。山本選手はボクシングテクニックがあって、それぞれ武器が違っていい」と、今回のトーナメント出場者について語り、その上で「誰が勝ち上がってきてもそれ以上の経験を積んでいるので、王者らしく勝ちたいと思う」と、語っている。

　果たして、このトーナメントを制し、女王・寺山と対峙するのは誰か、期待が集まる。

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