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【ボクシング】京口紘人、相手のフック系に警戒も「圧倒したい」PCRも陰性=3.14米

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2021/03/12(金)UP

PCRも陰性で14日(日本時間)米決戦に挑む京口紘人

 プロボクシングWBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)のアメリカデビュー戦まであと2日、(日本時間14日)。テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターにて同級10位・アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)を挑戦者に迎え3度目の防衛戦を行う。

 ベガはWBAフェデセントロ(中央アメリカ)同級王者。戦績は14勝(8KO)3敗(0KO)1分。19年10月にWBOミニマム級世界タイトルに挑むも判定で届かず、今回が2度目の世界戦となる。

 このベガに対して京口はいかにして戦うのか。身体的特徴では、身長は京口が162cm、リーチ163cmに対しベガは身長146cm 、リーチ147cmと、身長、リーチ共に16cmの差がある。構えはお互い右構えだ。

 DAZN NEWS提供の京口渡米後4日目に行ったインタビューによれば、インタビューアーが、とても背の低い相手にはやはりボディ打ちやアッパーがカギとなるのかという質問に対し「そういう戦い方はプランの一つとして練習してきましたけど、リングに上がって感じることがあるので、相手と対峙してからいろいろな引き出しを出していきたいと思ってます」といくつもの引き出しの中から状況に応じて出していくと語る。

京口が前日計量を前に水抜きトレーニング。サウナスーツと毛糸のキャップに身を包みミット打ち(京口紘人チャンネル「-1.7キロ減量水抜きトレーニング【計量前日】

 相手の警戒すべき点は「相手は一発を振ってくる、パンチをたたきつける印象があるので、ボラード気味(スイング系のパンチ)だったりフックだったりは警戒してます。しっかり頭を振ってガード高くしていけば崩していけるかなと思っているので楽しみですね」と語る。
 KOについては「こだわりはしないですけど圧倒はしたいですね。横綱相撲というか。ロマゴンのスタイルが好きですから、(メインのロマゴン戦を)圧倒するような、そんな試合展開を見せられたらいいと思っています」そしてボクシングの本場アメリカでデビューする気持ちについては「日本以外のボクシングファンにアピールできるチャンスだと思っています。『面白い試合をする選手がいるな』と思ってもらえるような場所を提供してもらったと感じています。と意気込んだ。
 3日前の9日にはPCR検査を受け陰性。そして明日の前日計量、明けて1年5ヶ月ぶりの試合へ挑む。

♢選手データ
・京口紘人(27=ワタナベ) 身長162cm リーチ163cm 右構え=プロ14戦14勝(9KO)無敗、KO率64.29%
・アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ) 身長146cm  リーチ147cm 右構え=プロ14勝(8KO)3敗(0KO)1分、KO率44.44%

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