【K-1】ゴンナパーと対戦する“ミャンマーラウェイ王者”南雲大輝「生きている僕が戦う」とクーデター下のミャンマー国民にエール
3月28日(日)開催の『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~』(日本武道館)の[スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]でゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦する南雲大輝(八光流柔術総本部)が所属道場で公開練習を行った。
南雲は両手にグローブをつけないラウェイスタイルで登場。上條師範の持つミットへ次々と強烈なパンチ、キックをヒットさせ、最後はジャンプからの鉄槌打ちおろしを披露した。
南雲は異色な公開練習の意図を尋ねられると「僕は格闘家として中国に行ってミャンマーに行って、今は日本武術、八光流柔術に帰ってきました。総合格闘技から始まった格闘技キャリアですが、原点は日本武道にあると思います。八光流柔術で勉強させてもらう中で、これまで取り組んできたラウェイを深く考え、これまでとは違う解釈が生まれました。今はいろいろな材料を合わせた自分なりのK-1スタイルを模索中です」と説明した。
今回の試合は”ムエタイvsミャンマーラウェイ”という図式で注目を集めている一戦。対戦する“ムエタイ大魔神”ゴンナパーに対しては「対戦が決まったときは驚きました。ゴンナパー選手対策としてムエタイを学んでいる中で、ムエタイの歴史の中でラウェイやミャンマーとの関わりがあることを知りました。ゴンナパー選手を通じてラウェイを学んでいる面があるのも面白いですね。具体的な対策は言えませんが、ムエタイの歴史やルールを学び、ゴンナパー選手を知ることが大事だと思っています」と、今回の対戦を通して、自らの原点の一つのラウェイとムエタイの歴史的関わりに感銘を受けた様子。
ミャンマーは今、国軍によるクーデターのまっただ中にあるが「もともとあった平和、日常、自由が不当な暴力によって奪われる中、たくさんの方が戦っています。自由は形に見えないけれど、思い思いの自由を探して戦う姿に勇気をもらっています。戦える僕が、生きている僕が戦う。それが残念ながら命を落とされた方々に向けて、自分ができることだと思います」と、自身にとっての第二の故郷のためにも、この試合を戦うと誓う。
南雲は最後に「やっぱりいつかはチャンピオンベルトを巻きたいですが、その前に自分にしか見せられない戦い方を探したいですね。いつかは自分だけの戦いを見つけて、誰かにその姿を届けたい。自分にしか見せられない戦いを見せられるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします」と、意気込みを見せた。
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