【RIZIN】スダリオ剛は顔面数カ所骨折させた打撃力、それに宮本は”受けきる”宣言、一体どうなる
3月21日(日)愛知・日本ガイシホールにて開催される『RIZIN.27』の第10試合[RIZIN MMAルール(120.0kg)5分3R ※ヒジあり]でスダリオ剛(23=フリー)がプロレスラーの宮本和志(42=和志組)と対戦する。
スダリオ剛といえば元大相撲十両。そのイメージが強いが、小学生からサッカーと空手、中学時代は、バスケットボールの茨城県中学選抜に選出され全国3位に入賞したほどのポテンシャルの持ち主。ちなみに中学2年生から3年生までキックボクシングも習っている。相撲は中学を卒業し、13年に貴乃花部屋に入門。土俵では19年7月場所(11勝4敗※7月場所のみの戦績)で勝ち越しを決めるまでの6年間だ。
大相撲を引退し、悩み抜いた挙句、相撲を始める前にも空手やキックを経験もあり、格闘技の道を選んだ。
そして昨年9月のデビュー戦『RIZIN.24』ディラン・ジェイムスと対戦し、パウンドとヒザ蹴りの連打で1R終了時TKO(ドクターストップ)勝利を収めた。それで相手は顔面を数カ所骨折。同年大みそかの『RIZIN.26』ではベテランのミノワマンと対戦し、1R3分19秒にTKO(レフリーストップ)勝利。ミノワマンは足を引きずってリングを降りた。これまで2戦は対プロレスラーではあるが、ミノワマンはMMAで多くの実績を出し巨人キラーとも言われていたので得意の足関節でミノワマンの一本勝ちも予想された。しかし結果はカーフキックで立てなくしてのスダリオのKO勝ちだった。
RIZINに参戦し全て1RKO決着、無傷のスダリオは、今大会唯一のRIZIN3大会連続で参戦する。
昨日の19日、両者の試合前Zoomインタビューが行われ、対戦相手の宮本は、プロレスラーらしくすべて受けきると言い切る。スダリオは「受けてくれるならぶっ倒しますが、あんまり簡単に決めたくない気持ちもある。いじめたいですね(笑)」と余裕を見せる。
スダリオの攻撃をまともに受けてたら2〜3発でおそらく苦しい展開になるだろう。様子見のカーフキックを軽く出しパウンド連打で終了は安易に想像できる。宮本がスダリオより優っているところはどこか。ベンチで300kg挙げると言われるパワーか、藤原喜明から学んだ関節技か。かつては大学相撲部で活躍し県大会2連覇の実力だけに、スダリオの圧力には通常の選手よりも対抗できる可能性はある。開始早々組みつき、スダリオに打撃をさせず、持ち前のパワーでテイクダウンを奪うことができれば勝機はあるかもしれない。
宮本本人は、優っているところは以前のインタビューで「年齢」と笑わせていたが、果たして勝利に導けるか。スダリオは立ち技だけでなく、デビュー戦でプロレスラーのディラン・ジェイムスにマウントからの激しいパウンドとヒザ蹴りの連打で顔面数カ所の骨折に導いているが宮本はそれを回避できるか。余裕があるならスダリオのグラップリングの攻防も見たいところだ。
この試合にスダリオが勝てば、次は緊急事態宣言も明けていることから海外ヘビー級MMA選手の招聘となることも考えられる。師のエンセン井上がUFCに行ってもおかしくはない逸材と言っているとおり、年齢も23歳、MMA選手として数少ない日本のヘビー級の代表選手として今後の成長が期待される。
▶︎次ページは(動画)スダリオが顔面を数カ所骨折させ1R TKO勝利した動画
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