【RIZIN】榊原代表、スダリオ剛の次戦は”生意気言うので”海外ヘビー級MMAコンプリート選手を検討
3月21日(日)愛知・日本ガイシホールにて行われた『RIZIN.27』にてRIZIN3戦目のリングに上がった元大相撲のスダリオ剛(23)。
対戦相手のプロレスラー宮本和志(42=和志組)を右フックで倒し、その後、鉄槌で襲ってフィニッシュ。わずか8秒のKO劇だったが、ゴング後もさらに攻撃が止まなかったため、両軍セコンドがリングに入り混乱状態となった。
混乱が収まった後でスダリオはマイクを取り、観客に謝罪。RIZIN榊原代表には「ちゃんとしたファイターとやらせてください」とリクエストした。
試合後の囲み会見でもスダリオは「コロナ禍でも(自分と)試合ができるMMA(総合格闘技)選手はいたと思う」と、現在活動中のMMA競技選手と試合ができないことに不満があったことを語った。
2戦目のミノワマンはプロレスラーではあるが、MMAでも実績のある選手。しかし体重は約30kg差、MMAは17年以降は19年に1戦のみでほぼMMA選手としては引退状態と言ってよかった。
RIZINの榊原代表は試合後に単独の会見に応じ、スダリオについて「スダリオとも、エンセンとも話していますが、べらぼうなスピードで急成長しているんですよね。過去に相撲界から来た選手に何度も裏切られているので、なかなか強くならなかったり辛抱がきかなかったり、そういう選手たちとは全く違って、あの20代の若さで世界のヘビー級でトップがとれるくらいのポテンシャルを感じる」と評価。
そして次戦はヘビー級MMA選手を考えていると話す。
「僕らが思っている以上でのスピードを遂げているので、コロナ禍ではあるのですが、スダリオがあれだけ強気なことを言うので、逆にゴリゴリのヘビー級の選手を用意して、5月は海外勢でマッチアップして良いんじゃないかと思っています」と海外のMMA選手を検討しているとした。
国内ヘビー級であれば、先月に国内MMA興行『DEEP』のメガトン級で16秒KOした関根”シュレック”秀樹を考えたと言う榊原代表だったが「海外でまず考えたいと思いますし、あんまり生意気なことを言うので、外国勢のトップどころとやってみたら本当に良いんじゃないかと思います。ロシアとかアメリカとかブラジルとか、ギラギラした本当のMMAのコンプリートなヘビー級の選手をマッチメイクしていこうかなと思っています」と語った。スダリオ自身、しっかり経験を積み、実力をつけていきたいと語っていることから、いきなり世界トップクラスというよりも、まずはMMA中堅選手、過去のRIZIN参戦選手ならロシアのシュメトフあたりか。
今回の相手はプロレスラーで活動中のMMA競技選手ではなかったが、たった8秒ではあったがパンチの当て感の良さを感じた。スダリオの試合後の会見で本人は、最近はパンチの力(りき)みも取れ、RIZINデビュー時より3kg増量(現在115kg)したというが、脂肪は減り、筋肉が増量したせいで周りには体重が落ちたと思われるという。肉体も相撲で持っていたパワーの出し方もMMA用に改造しているスダリオ、デビューわずか半年だ。次戦は榊原代表が構想する次回の5月の東京ドームか。初のヘビー級クラスのMMA選手との戦いに現在未知数なスダリオのMMAの実力を見せて欲しいところだ。
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