【UFC】元女王ミーシャ・テイトが5年ぶり電撃復帰「再び王者に返り咲く」ONEチャトリ代表がコメント送る
元UFC女子バンタム級王者のミーシャ・テイト(34=米国)が、7月17日に開催予定のUFC大会で現役復帰することが分かった。米スポーツメディア「ESPN」など海外の複数メディアが25日に報じた。
ミーシャは25日に公開された格闘技系ストリーミング番組「SiriusXM Fight Nation」に出演し、自身の復帰について「とても興奮しているわ。火がついたって感じ。胸は情熱でいっぱいよ。これまでの人生も心の声に従ってきた。ここぞと感じた時すぐに飛び込んできた。今回もそうよ」と興奮する。
5年ぶりの復帰戦の相手はマリオン・レノー(43=米国) となる見通しだが、MMA戦績9勝7敗で現在4連敗中のレノーにとってはこの試合が引退試合になると言われている。
そのことについて「UFCに提示されたけど、問題ない。レノーは全局面においてスキのない選手。下になっても危険な武器を持っているし、打撃もできる。彼女にとっては引退試合だから、きっと全力で勝ちにくるはずだわ」と、警戒しつつも全力で向かってくる相手と戦えることに喜びを感じている様子だ。
最後に「今回は6試合契約を結んだ。これからの2年間このスポーツに全てを捧げたい。試合では何が起きてもおかしくないから、正直どうなるか予想はつかないけど、この期間に私は再びチャンピオンに返り咲く。(王者)アマンダ・ヌネスと再戦したい。私の戦い方は彼女を倒せると信じている」と、復帰への抱負を語った。
ミーシャは07年にレスリングからプロMMAへ転向し、アメリカ女子MMAを牽引してきたトップファイター。11年7月にStrikeforceで女子バンタム級王座を獲得し、13年4月からUFCに参戦。同年12月に絶対女王ロンダ・ラウジーのUFC女子バンタム級王座に挑戦するも一本負けで王座獲得に失敗した。
しかし、その後は中井りんらを相手に4連勝をマーク。16年3月に2度目の女子バンタム級タイトルマッチに臨み、王者ホリー・ホルムに一本勝ちを収め、悲願のUFC女王の栄冠に輝いた。同王座は同年7月の初防衛戦でアマンダ・ヌネスに一本負けして失い、同年11月の再起戦でも敗れると、この試合を最後に現役引退を表明した。MMA戦績は18勝7敗。
ミーシャはここ数年は、アジア最大級の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」の副社長に就任し、格闘技の普及や発展に貢献する活動を行っている。
今回、別の団体であるUFCに選手として復帰することについて、ONEのチャトリ代表は自身のSNSで「友人のミーシャ・テイト、復帰おめでとう!彼女は再びタイトルを狙うんだ。何があっても、ミーシャはこれからもずっとONEファミリーのメンバーだ」と応援するコメントを述べている。
円満な形での現役再スタートのミーシャ、最恐女王ヌネスとの再戦はあるのか、期待が集まる。
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