UFC新ヘビー級王者ガヌー、ボクシングヘビー級王者フューリーと対戦希望
元プロボクシングヘビー級王者マイク・タイソン(54)が司会を務めるポッドキャスト「Hotboxin’」に先月UFCヘビー級王者スティペ・ミオシッチ(アメリカ)にKO勝利し新王者となったフランシス・ガヌー(カメルーン)が出演した。その番組のYouTubeが4月8日に公開された。
元々目標とするのはボクシング王者だったというガヌー。幼い頃からタイソンの話を聞いて育ち、テレビが無かった貧しいカメルーンでの暮らしだったが、YouTubeでタイソンの試合を見ていた。カメルーンでボクシングジムに通い、王者を夢見て、フランスに出てきたが、紆余曲折があり、何も知らなかった総合格闘技を勧められ現在に至る。
そんなガヌーはいずれはボクシングの世界に入りたいと熱望する。
この対談では4団体ヘビー級を制し、現WBCヘビー級王者のタイソン・フューリーの話でも盛り上がった。TMZスポーツには今月5日に「マイク・タイソンとは戦いたくないが、タイソン・フューリーのようなヘビー級ボクサーと戦いたいと思っている」と語っていた。フューリーはプロ無敗、豪腕とヘビー級きっての打たれ強さを誇る。KOを重ねるガヌーとの勝負はどうなるか。
タイソンは、ガヌーのボクシング挑戦(タイソン・フューリー戦)に肯定的だ。「とても興味深い。見てる人間は試合を通して、ボクシングという競技が理解できる。パンチは簡単に当たらないし、(MMAで許される)ヒジ、ヒザ、蹴りの攻撃はなしだ。意識するのはパンチだけだが、ストレート、フック、アッパーカット、オーバーハンドと色々とある」
共同ホストのブレンダン・ショーブが、ガヌーはボクシング挑戦に積極的か?の問いに、ガヌーは「むしろ、ボクシングをやるべきだと思う。ボクシングをやることは、昔からの私の夢。でもチャンスがなかった。プロ格闘家としての最初のチャンスはUFCだった。でも、このまま(ボクシングを)やらずに終わる手はないだろう。私は間違いなく、ボクシングをやる」と意気込む。
次戦はUFCパウンドフォーパウンドと言われるジョン・ジョーンズを迎えての防衛戦が期待されるが、UFC側とジョーンズのギャラの折り合いが合わず、難航しているようだ。実現後にボクシング挑戦ならベストだろう。
ホスト役のショーブは「状況次第だ。例えば、次にジョン・ジョーンズに勝って、その後、タイソンと組んで、タイソン・フューリーとの試合の話をプロモーターと作る。そして、コナー・マクレガーvsメイウェザー戦のように、契約がある以上、UFCのダナ・ホワイトと穏便な関係を作る」と実現までのルートをイメージする。
ガヌーは「フリーエージェントであれば、私はボクシングができる。(MMAと)両方できる。そうなるべきなんだ。出来ない理由がない」と語った。
すると全員で、「実現できるといい!」と盛り上がるトークショー。
ちなみにタイソン・フューリーは今年2戦、アンソニー・ジョシュアとヘビー級統一戦が計画されているため、フューリーvsガヌーのボクシングの試合が実現するとすれば、来年以降になるだろう。ガヌーもUFCで防衛戦を含め今年2戦(8月と12月をイメージ)考えている。
果たしてガヌーの夢は実現するのか。
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