那須川天心、来年3月キック引退し、ボクシング転向宣言!「ボクシングでも革命起こす」
4月10日(土)19時より、TBSで放送された『炎の体育会TV SP』にて、ゲスト出演したRISE世界フェザー級王者・那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、今後についての重大発表を行った。
那須川は弟の龍心とともに、ゲストとして同番組に出演。超難関企画「トッピングチャレンジ」に挑戦し、見事クリアしてご褒美を堪能した。
そして、番組後半で“重大発表”として、今年4月上旬に『体育会TV』が独占インタビューした映像が流れ、その中で那須川は「ずっとやってきたキックボクシングを、私、那須川天心は引退します」と発表した。そして「辞めて、ボクシングに転向させていただきます。蹴りを捨てて拳だけの道に専念します」と宣言した。
来年3月に開催予定である自身のホームリング『RISE』で、キックボクシングを引退し、ボクシングへ転向するという。那須川は以前からボクシング転向を発言してきたが、具体的なスケジュールを発表するのは初となる。
那須川が今後出場するキックボクシングの試合数は、最少で2試合、最多でも4試合の予定。現在はキックボクシングの練習に加え、パンチの技術を上げる練習をメインに行っており、来年のボクシングデビューを目指すことになるという。
現在、那須川の戦績はMMAを含めて44戦44勝(32KO)と今だに無敗。常に王者として、そして孤高の存在として、世界中の挑戦者を退けてきた那須川だが、その立場に甘んじることなく“常に挑戦していたい”という思いから、ボクシングへ転向することを決意したとの引退理由を述べた。
さらに「キックの技術があるからこそ、ボクサー相手にも通用する部分があると思う。転向へ向けてボクシングの練習を開始してからは、毎日刺激しかない。ボクシングにおいては一番下からのスタートだから、上にどれだけ強い選手がいるんだろうってわくわくする」と語っている。
残り最大4試合と数少ない那須川の対戦相手は、果たして誰になるのか。那須川のキックボクシング引退ロードがこれから始まる。
<以下、那須川のコメント>
■キックボクシングへの思いを教えてください。
プロの格闘家の道に進ませてくれたキックボクシングには愛着もあり、感謝の念が強いです。しかし、まだ22歳。“無敗のチャンピオンとして挑まれる立場”のキックボクシングは一旦ここで卒業し、自分がゼロからの挑戦者になれるボクシングの道を次のフィールドとして選びました。
■キックボクシングの残り数試合、どのような気持ちで臨みますか?
全試合KOしたいですね。ただ、引退へ向けたカウントダウンとなる数試合だからといって、いつもと何かを変えるのではなく、これまで通りの準備・調整をして試合に臨みたいと思っています。
■ボクシング転向への意気込みをお願いします。
ボクシングではゼロからのスタートなので、“挑戦者としての那須川天心”が勝ち上がっていく姿を、ぜひ見ていただきたいです。
■ファンへ一言お願いします。
キックボクシングは2022年3月で卒業しますが、必ずボクシング業界でも革命を起こします。皆さん引き続き応援よろしくお願いします。
<選手データ>
■那須川天心(22=TARGET/Cygames)
・構え サウスポー
・戦績 44戦44勝(32KO)
※キック 39戦39勝(28KO)、MMA 4戦4勝(3KO)、MIX(1Rはキックボクシングルール、2RはMMAルール) 1戦1勝(1KO)
・主な獲得タイトル
RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者
初代RISE世界フェザー級王者
第6代RISEバンタム級王者
BLADE FC JAPAN CUP 55kg 2015 トーナメント優勝
RIZIN KICKワンナイトトーナメント(57kg)2017優勝
ISKAオリエンタルルール 世界バンタム級王者
ISKAフリースタイルルール 世界フェザー級王者
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