【ボクシング】カシメロvsリゴンドーが8.14に決定、勝者は井上尚弥と統一戦なるか
プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)とショータイム(Showtime)は8月14日(現地時間/日本時間15日)、WBO同級王者ジョンリエル・ カシメロ(32=フィリピン)がWBA同級レギュラー王者のギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)とバンタム級タイトルマッチを行うことを本日16日に発表した。
今回発表された7つのタイトル戦のうちの1つで、米国のボクシング番組『ショータイム・チャンピオンシップ・ボクシング』のメインイベントとして放送される。
【勝者と井上尚弥が対決か、井上評】
リゴンドーはWBA同級レギュラー王者。その上のスーパー王者に井上がいる。井上は以前から噂されていたカシメロ vsリゴンドー戦について「その勝った方と戦いたいです。カシメロは一発があるし、リゴンドーは巧い選手だし……どちらが勝つかまったく分かりません」と昨年12月、WOWOWのインタビューで語っている。
【両者の戦績・状況など】
さて、井上も予想できないと語ったカシメロ vsリゴンドー。強打者であるカシメロは現在6連続KO中。19年11月には最速11秒KO世界記録のゾラニ・テテを王座統一戦で3RでKO勝利した。戦績は30勝(21KO)4敗。前回は昨年9月26日なので約11ヶ月ぶりの試合。
対するリゴンドーは40歳と高齢だがサウスポーのテクニシャン。00年と04年に五輪で連覇、その後、母国キューバからの亡命の失敗もありブランク。米フロリダに亡命成功後の2009年にプロデビューし、20勝(13KO)1敗1無効試合の戦績を残す。この一敗は17年に3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコに負けたときのもので、6R終了時棄権。リゴンドーは「負けたのは手の怪我のため」と語っていた。
リゴンドーは13年にドネアにも判定で勝利しているほどのテクニシャンだが、14年は最終的にTKO勝利したものの日本の天笠尚に2度のダウンを奪われており、カシメロにもダウンを奪われる可能性もある。
前回は1年半前のWBA世界バンタム級正規王座決定戦で2-1のスプリット判定で勝利。それまでは無効試合を除き4連続KO勝利していた。年齢と前回から1年半ぶりの試合。どう影響が出るか。
【井上の次戦は6月、目標は4団体制覇】
井上は6月19日、IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)を相手に、指名試合での防衛戦を行う予定だ。それに勝てばカシメロ vsリゴンドーの勝者と戦うことが可能で、井上が勝てば3団体目のWBOのベルトが手にできる。
ちなみに今回7つのタイトル戦が発表されたが、5月29日にWBCバンタム級タイトルマッチとして、コロナ感染による休養王者から今年1月に正規王者に復帰した王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)vsボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)の対戦も正式発表。井上がこの勝者にも勝てれば目標の4団体王者になることができる。果たして井上と3団体目をかけた対戦をするのは果たしてどちらか。
▶︎次ページはカシメロ の豪腕、瞬殺フックでのダウン奪取シーン
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