【ボクシング】寺地拳四朗 V8戦に緊急事態宣言迫る、山下会長「会場が閉鎖にならない限りやる」
4月24日(土)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)にて開催されるWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで8度目の防衛戦に挑む王者の寺地拳四朗(29=BMB)と、挑戦者で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)が22日、大阪市内の会見場で調印式に臨んだ。
この試合をプロモートする真正ジムの山下正人会長が会見の冒頭でマイクを握ると「大阪はコロナで厳しい状況だが、会場となる大阪府立体育会館が閉鎖にならない限りやる」と口にした。続けて「政府の方から無観客でと言われたら無観客でもやる。ここまで頑張った選手たちの試合を延期させるわけにはいかない」と言葉に力を込めた。
大阪府の吉村知事はスポーツイベントについて「緊急事態宣言期間中は原則として中止、延期にすべき」と語っている。早くても23日に発令されると言われたが、現在は26日から5月9日までの2週間を軸に東京、大阪、兵庫、京都の4都府県で発令が検討されている。24日に発令されないように祈るばかりだ。
【両者の意気込み】
8度目の調印式を無事に終えた寺地は「いつも通り戦えば問題ない。ただ勝つだけ。調整も体調もうまくいっている。最高のパフォーマンスをして恩返しをしたい」と語った。「(観戦ルールで)観客は声が出せないが、声が出ないくらい強い試合がしたい」と意気込んだ。
2度目の世界挑戦を迎える挑戦者で36歳の久田は「調整も体調もうまくいって、試合の日は僕が世界チャンピオンになる日。ワクワクしている」と力強い言葉で自信をみなぎらせた。「36歳でチャンピオンになれば日本で最高齢になる。この歳でもやれることを証明したいし、勇気や希望を与えたい。チャンピオンに最高のパフォーマンスをさせないようにして、こちらが圧倒して勝ちます」と拳を握った。(取材・写真:植田洋介)
選手データ
・寺地拳四朗(29=BMB)京都府出身 17戦17勝(10KO)無敗 右ボクサーファイター
・久田哲也(36=ハラダ)大阪府出身 46戦34勝(20KO)10敗 右ボクサーファイター
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