井岡一翔の所属事務所が潔白主張「一切違法薬物の摂取ない、JBC倫理委員会で主張していく」
WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=Ambition)が、昨年大晦日の世界戦時のドーピング検査で大麻成分による陽性反応が出ていたことが昨日26日から報道されているが、本日、日本ボクシングコミッションが倫理委員会を開き審議。結果は出てはいないが、井岡の所属事務所のトラックエンターテインメントは疑惑の潔白を以下主張した。
「弊社所属の井岡一翔に関して、ドーピング検査での大麻陽性報道がなされております。井岡は、大麻等の不正薬物、違法薬物を摂取したことは一切ありません。ただし、井岡が使用していたCBDオイルから大麻成分が検出された可能性はあります。
警察の聴取にも応じましたが、警察からは捜査は終了したとの報告を受けております。JBCからは倫理委員会を開催する旨の連絡を受けており、井岡の潔白は、倫理委員会で主張していくことになります。報道によってお騒がせしておりますが、井岡は次戦に向けてトレーニングを続けていきます」
井岡の使用したCBDオイルとは、大麻草の成分であるCBD(カンナビジオール)含有のオイルで主に舌下に数滴垂らし使用する。これは日本では合法で、WADA(世界アンチドーピング機構)でも禁止されていないが、ここで言う大麻成分とはTHC(テトラヒドロカンナビノール)で向精神作用がある成分でマリファナの主成分でもある。日本の法律では勿論禁止、アンチドーピング機構でも禁止されている。
合法のCBDは主に大麻草の茎、THCは葉や花穂から抽出されるが、製造過程で葉の成分などが微量に含まれることも稀にあり、厚生労働省でもTHCが微量に含まれたCBDオイルを公表し、当該製品を購入しないように勧告している。
CBDオイルは、快眠やゆるやかなリラックス効果、痛み緩和の効能があり試合前になると使用したくなるだろうが、ドーピング検査がある場合は万が一のTHC混入のことを考え使用を控えた方が賢明だろう。
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