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【ボクシング】井岡一翔の左フック一閃、田中恒成に8RKO勝利

2020/12/31(木)UP

井岡のフィニッシュの左フックがヒットした瞬間 Naoki Fukuda

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 
12月31日(木)東京・大田区総合体育館

井岡(右)が左のカウンターで計3度のダウンを取ってKO勝利

○井岡一翔(Ambiton/王者)
TKO 8R 1分35秒 ※左フック
●田中恒成(畑中/挑戦者)

 王者・井岡は4階級制覇を達成し、今回はWBO世界スーパーフライ級王座の二度目の防衛戦となる。2012年6月に当時WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(大橋→引退)と拳を交えて以来、8年ぶりの日本人対決だ。

 挑戦者の田中はワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と並ぶプロ最速タイの12戦で3階級制覇をしたスーパーホープ。4階級制覇を目指すべく今年1月に王座を返上し、今回勝てば井岡に次いで日本人男子では2人目の4階級制覇王者となる。

田中(右)もアグレッシブなスピードパンチで攻めた

 井岡は「格の違いをみせる。特に意識をしていた選手でもない。僕にとってはメリットのない試合」と強気のコメント。田中も「世代交代を目指す。スピードとパワー、スタミナは僕の方が上」と自信を持つ。

 1R、前に出てはコンビネーションで攻める田中に、井岡は冷静に左フック・ジャブをヒットさせる。2Rも田中のスピードある連打が目立つが、井岡は落ちついてショートのカウンターを狙う。3R終盤には、田中の右ストレートが井岡にクリーンヒット。

ガラあきになった田中のテンプルに、井岡のパンチがクリーンヒット

 4R、左目が若干腫れ気味の井岡。田中の連打が井岡を捉え、ロープに詰める場面も。しかし井岡も接近してはショートフックを当てる。

 5R、井岡がじわじわ前に出る。田中がカウンターの左フックをヒットさせる。ジャブ相打ちが目立ち、田中は鼻血を出す。井岡が左フックを当てると、田中が即座に右ストレートを返す差し合いの展開へ。ラスト20秒、ロープへ詰めに来た田中に、井岡が狙いすました左ジャブ!田中がダウンする。

 6R、ゴングが鳴ると、田中が微笑みながら前に出る。足を止めて何かを狙うかのような田中に、井岡がジャブからボディ、アッパーの連打。ラスト1分、またも井岡の左フックのカウンターが田中を捉え、田中はダウン。苦笑して立ち上がる田中、田中が井岡のガードの上から強打を叩き込むと、一瞬井岡の動きが止まる。しかし直後にゴング。

2度目のダウンを奪った井岡

 7R、大きな踏み込みで前に出る田中に、井岡はガードを固めてショートの連打。互いに頭を着ける距離での接近戦の打ち合いへ。

 8R、ジャブを出す井岡に、相手を見ては動かない田中。何かを狙っているのか。一転して荒々しく攻めにきた田中に、もっと打ってこいと小さくジェスチャーの井岡。

KO勝利で田中を退け、喜びでリングを駆ける井岡

 1分半過ぎ、連打する田中に井岡の左フックが決まる。視点が定まらず、ダウンするまいとする田中だが、レフリーが田中を抱え試合を止めた。

 井岡が田中の4階級制覇を阻止し、見事なベテランの技巧を見せた。

■井岡、2Rで左の視界がダブっていた 

最強の挑戦者相手に、二度目の防衛戦に成功した井岡

 井岡は試合後のインタビューで「(KOやダウンを奪ったパンチは)狙っていたパンチでもなんでもないんですけど、戦略通りに戦った結果」と語り「今だから言えるのですが、2ラウンドで左の目がダブってちょっとやばいなと。気持ちで負けたら終わりだと思ったので、見えない状況の中でやっていた」と、うまく見えない状態で3度ものカウンターを決めたのだと言う。

 今後の展望として「この試合をクリアしたので、統一戦をしたい」また「9回目の大晦日(戦)だったので、10回目をしたい」と希望を語り「他団体で海外に名の知れたチャンピオンがいるので戦っていきたいと思います」と再び海外の相手に目を向ける。

井岡が多くのラウンドを取っている採点表

 さらに「この試合は僕からしたら全然サプライズな試合ではないんですけど、格の違いを見せると言ってきたので、男として証明出来て良かったと思います。僕はこれからどれくらいボクシングを続けていけるかわからないですけど、田中選手はまだまだこれからの選手なんで、必ず彼がこれからのボクシング界を引っ張っていってくれると思います」と相手の田中にメッセージ。

 最後に「他の格闘技も盛り上がっていますが、ボクシングの魅力を伝えられたらいいなと思っているので、これがThis is BOXINGだと思うので こういう試合をこれからもしていきたいと思います」と意気込んだ。

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