【ボクシング】那須川天心とWBA王者・京口紘人のガチスパーに反響、天心のアッパーに京口もお返し
来年3月にボクシング転向を表明しているキックボクシングのRISE世界フェザー級王者・那須川天心(22=TARGET/Cygames)と、プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(27=ワタナベ)の2Rのガチスパー動画が昨夜(9日)公開された。
その動画に大きな反響があり、数時間経過した今朝の時点では、ミット打ちと1R目を配信した京口のYouTubeでは30万再生、2R目と対談を配信した那須川のYouTubeでは26万再生と計56万再生となった。
スパーはヘッドギアあり。京口はこれまで様々な格闘家とスパーリングをしてきたが、ダメージを抑えるためヘッドギアありのスパーを「YouTubeでは初かな」と語ると、那須川は「こう言う風にしといたほうが見る人も面白い」と返し、第一ラウンド開始。
那須川はサウスポー。互いにジャブの展開から京口が圧力をかけて右ストレートを入れる。終盤に那須川のアッパーがヒット。京口はコーナーに詰めパンチを上下に連打すると、那須川は位置を変え、ボディストレートを入れる。リング上でボクシンググローブがヒットするバチバチ音がリアルだ。
2Rは京口が更にプレスをかけボディから左フックをヒット、そして1Rのお返しとばかり左アッパーをヒットさせる。那須川は当てさせないようにリングを周りながら距離をとり、京口が入ってきたところにカウンターの左ストレート。さらには5分49秒あたり(天心のYouTube)で京口の右ストレートに大きく体を倒しながら左オーバーフックを見せるなど迫力のスパーを展開した。
スパーを終えた京口は「キックボクサーじゃないですね」と一言。さらに「めっちゃ距離感が遠い。凄い照準合わされてるみたいな感じでやばい。強くて速い。これまでキックや総合の選手と普通にスパーリングしてきたけど、一番ボクサーだった。キックの距離やテンポじゃない。ボクシングの完成形に近い。僕が入って行く時にフックで合わせたり位置を変えたりと、ボクシングの上手さをすごく肌で感じた」
一方、那須川は京口より体重は6~7kgほど上だが、「今は2Rだったけど、ラウンド少ないからこそこうして動けますが、ラウンドを重ねることによって圧力で捕まっていく気がしてならなかった。一個手を出すのミスったら全て持っていかれる感じ」とそれぞれ語った。
那須川のYouTubeでの京口と那須川の対談では、京口がこれまで那須川のキックボクシングを見てきたことからの強さの秘密、そして那須川とメイウェザー戦の評価についてや、今回のスパーも含め、那須川のボクシングへの可能性などを語っている。
最後に那須川は「ボクシングは1からの挑戦。どうなるか分からないけど、自分に期待して一生懸命やっていきたい」と決意を述べた。
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