【ボクシング】フューリーvsジョシュア8.14サウジで決定も、ワイルダーが”待った!”
現WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(32=英)は自身のSNSで、かねてから対戦が待望されていた現WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者のアンソニー・ジョシュア(31=英)との対戦が8月14日(現地時間)に決定したと発表した。サウジアラビアで行われるとのことだ。
フューリーは投稿した動画で「みんなに大ニュースがある。今、サウジアラビアのハーリド(ビン・サルマン・アル・サウード)王子から電話をもらったところだ。彼は、この試合が100%成立すると言ってくれたんだ。2021年8月14日、サマータイム。世界中の注目がサウジアラビアに集まる中、史上最大の舞台でアンソニー・ジョシュアを粉砕することが待ちきれないよ。これは、地球上で最も大きなスポーツイベントになるだろう」と語った。
また翌日には「失われないものを取り戻す時が来た。全てのベルトは俺のものだ」と、かつて保持していた3つのベルトを取り戻すと宣言。自身を映画『アラビアのロレンス』のポスターになぞらえた、ノリノリの合成写真を投稿している。
フューリーが契約するトップランク社CEOのボブ・アラムも「契約はまだ完全には完了していないが、サウジアラビア政府がフューリーに保証を与えたことで、この試合が行われることに安心感が生まれた」と述べている。
しかしそこへ”待った”をかけたのが、フューリーと一分一敗の元WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(35=米)だ。
18年12月にフューリーと引き分けたワイルダーだったが、昨年2月の再戦ではTKO負け。ワイルダーは即座にダイレクトリマッチ権を行使するも、新型コロナウイルスやワイルダーのケガのため延期が重なる。
11月にフューリーは、再戦条項の有効期限切れから第3戦目を断っている。諦めないワイルダーは、第3戦目の再戦条項は有効であるとして提訴していた。
5月17日、国際間の国家・私人の紛争を調停する仲裁裁判官は、契約の有効性を認め9月15日までに第3戦を行うよう判決を下した。果たしてフューリーvsジョシュア戦は無事に行われるのか。
ワイルダーからすれば、ジョシュアにフューリーが負けてしまった場合、自身の第3戦目の価値が落ちることが懸念される。またジョシュアとフューリーの契約次第では、第2戦行われることも考えられ、ワイルダーの試合がさらに延びてしまうことも予想されるだろう。今後の動向を見守りたい。
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