2021/05/29（土）UP
（最終更新：2021/05/30 08:59）

K-1バンタム級日本最強決定トーナメント全出場選手が計量をパス、明日の決戦で火花を散らす

　5月30日（日）神奈川・横浜武道館にて開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K-1バンタム級日本最強決定トーナメント～』の前日計量が29日都内にて行われた。

優勝候補のKrush王者・壬生狼一輝（左）と野田蒼（右）

　本大会でワンデートーナメントとして行われる行われる『K-1バンタム級日本最強決定トーナメント』の出場全8選手が計量に臨み、全選手ともに計量をパス。明日のトーナメント実施が決定した。

　本トーナメントの再注目選手として名が挙げられる第7代Krushバンタム級王者・壬生狼一輝（19＝力道場静岡）。「やる気！元気！一輝！壬生狼一輝です！」と恒例の大仁田スタイルで登場。会見では大暴れを見せる壬生狼だが「大仁田さんの師匠・馬場さんにならって王道を貫くよ」と、試合当日は王道スタイルで臨むと意気込んだ。

6日前に急きょ参戦決定の萩原秀斗（左）、対戦するはデビュー戦の大村修輝（右）

　その壬生狼と1回戦で対戦する野田蒼（18＝月心会チーム侍）は「明日は明日の俺に任せようと思います」と飄々とした様子。ただし「事前の予想で僕の優勝を予想している人はひとりもいなかったんです。僕が優勝して、上にいって黙らせたいですね」と静かに闘志を燃やす。

　当初出場予定だった橋本実生の代打として6日前に出場が決定した萩原秀斗（26＝K-1ジム総本部チームペガサス）は「思い切り楽しんでK-1を盛り上げて、夢をつかみます」と、降って湧いたチャンスを逃さない構え。その萩原と対戦するプロデビュー戦の大村修輝（18＝POWER OF DREAM）は「デビュー戦でいきなり相手が変わってびっくりしましたが、やることは変わらないので、やってきたことを試合で見せたい」と気を取り直して大舞台に挑む。

鵜澤悠也（右）を隣にした松本日向（左）からはトレードマークの笑顔が消える

　今年1月の約10か月ぶりの復帰戦で壬生狼に敗れた松本日向（22＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）は「大宮司（進・シルバーウルフ会長）さんに生き様を見せてこいと言われたので、生き様見せます」と、トレードマークのスマイルで意気込み。しかし計量後のフェイスオフ時に鵜澤悠也（25＝K-1ジム五反田チームキングス）とのにらみ合いに応じた点に触れると「SNSで何か言っていたと聞きました。何を勘違いしているのか。1回戦で自分に全力で来ない相手には負けない」と感情を見せる。

　それを受けた鵜澤も「何を見たかは知らないけど、自分は1回戦から行くつもりでいます。実際に対面して覚悟も感じました。1回戦目から全力で潰しに行きます」と闘争心をあらわに松本へ反論を見せた。