【RIZIN】”絶好調”と矢地祐介、対する修斗世界王者の川名”撹乱作戦でブランニュー・ヤッチ君は見られない”

2021/06/25（金）UP
（最終更新：2021/06/25 20:53）

　6月27日（日）に開催される『RIZIN.29』（丸善インテックアリーナ大阪）の試合前の個別リモートインタビューが行われた。
　[第8試合　RIZIN MMAルール：5分3R（71.0kg　※肘あり）]で対戦する矢地祐介（31＝フリー）と川名TENCHO雄生（30＝北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY）がそれぞれ個別インタビューに答えた。

　矢地は元修斗環太平洋フェザー級王者で、16年からRIZINに参戦し5連勝と勢いに乗るもジョニー・ケースや朝倉未来に連敗。19年12月のベラトールジャパンで勝利するも、昨年8月『RIZIN.22』では柔術界の至宝ホベルト・サトシ・ソウザにテイクダウンを奪われマウントからのパウンド連打でTKO負け。その翌月の『RIZIN.24』で再起をかけるも大原樹理と激戦の末に判定1-2で敗北した。今回こそは勝利したいところ。対戦相手の川名は昨年7月にKO勝利で修斗世界ライト級王者となった強豪だ。

　矢地は昨年末に、長年所属していたKRAZY BEEを離れ、フリーに。年明けからヘッドコーチをつけ、打撃トレーナーもつけて新体制をスタートさせた。矢地は今回のインタビューで「楽しみですね。前回試合が終わってからいろんな環境も新しくなったりだとか、取り組み方とか、ほぼすべて変わってすごい手ごたえがある中で、どんな試合ができるんだろうっていうのが、すごい自分自身とっても楽しみ」と前向きだ。

■矢地に余裕が出た理由

　この余裕、焦りの無さも新たな練習環境で戦略を練ってしっかり技を身につけられたことが大きいようだ。
「パートパートで何をやるかっていうのが明確になったというか。今までは”やばい、サイドとっちゃったけどどうしよう”とか”いいの当てちゃったけどどうしよう”みたいな、そういう謎の焦りみたいなのが、自分が優位なのに焦ってしまうみたいな展開がやっぱり正直あったし、やっぱり相手のペースになってしまうことも多かったんですけど、やっぱり打撃においても組みや寝技においても、要所要所やることがはっきりしているんで、気持ち的に焦りというかフワフワすることがないのかなと思っていますね」と言う。
　そして試合2日前のコンディションは「体調はすこぶるいいですね。ばっちりだと思います」、明日の前日計量には「体重もほぼ射程圏内で全く問題ないです」と絶好調ぶりを語った。

■対する川名「そうはさせない」

　新たな自分、ブランニュー・ヤッチ君を見せると意気込む矢地に対する川名はそうはさせない、1Rから攻め込むと言う。
「序盤でなるべくテンポよく、どんどんどんどん切り替えていくことによって、相手もなかなかイメージ通りというか、頭の回転が追い付かないくらいにはかき乱してやろうかなとは思ってますね。一回リズム狂ったところから、頭で立て直すのって相当な普段の癖付けを、やってないと不可能なんで、逆になんか考えすぎちゃって、体動かないよ、みたいなそういったところを起こさせてやろうかなってのもあります」と撹乱作戦で行くと語った。
　記者が、そうなると、ブランニュー矢地は見られない？と聞くと「矢地、あんま変わってないんじゃねえか！ ってのを見せるって感じですね」と自身の作戦に自信を見せた。

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