【ボクシング】ロメロが体重超過の相手を豪快KOし王座防衛、WBA王座統一狙いメイウェザー愛弟子デービスをSNSで挑発
昨日7月17日(日本時間18日)米テキサス州サンアントニオにてWBA世界ライト級暫定タイトルマッチが行われ、王者のローランド・ロメロ(米)が同級14位アントニー・ジギ(スウェーデン)に、始終パワフルな攻撃で3度のダウンを奪い7回1分54秒でTKO勝利し初防衛した。
そのロメロが本日19日、インスタグラムを更新、WBA同級レギュラー王者でメイウェザーの愛弟子ガーポンダ・デービス(米国)を挑発した。WBA王座統一戦でレギュラー王者の座を狙うようだ。
「俺は勝つためには何でもする、それが俺の危険なところだ。昨晩、俺は135ポンド(※ライト級 61.23kg)の体重で140ポンドのオリンピック選手を討ち取った。これからはあのチビデブのガーポンダ・デービスを筆頭に135ポンド(ライト級)140ポンド(スーパーライト級)の弱いやつらを追い詰めるつもりだ」と綴った。
■ロメロは今年に入り相手の体重超過2回、対戦相手が変更など二転三転
昨日のライト級暫定タイトルマッチは、対戦相手でロンドン五輪も経験したジギが前日計量で5ポンド(約2.3kg)オーバー。試合はジギが勝利しても王座の移動が無い条件で行われた。
ロメロは本来今年1月に初防衛戦を行う予定だったが、前日計量で相手が4.6ポンド超過し失格、急きょ別の相手とノンタイトル戦に変更となりKO勝利していた。
ロメロにとっては「またか」という気持ちがあっただろう。今回はノンタイトルになることは免れた。今回ロメロは同級12位のオースティン・デュレイ(米国)と対戦する予定だったが試合の1週間前にデュレイは怪我で辞退、ジギはアンダーカードで別の相手と戦うはずだったが、1週間前にロメロと対戦が組まれるも体重超過。ロメロにとってはとんだ災難だろう。
■豪快KOの試合内容、ロメロの首を狙うモハメド・アリなりきりのリベラ
試合はロメロが1Rからアグレッシブに攻め立て右ストレートで早くもジギがバランスを崩す。しかしジギはオリンピアンだけに当て感がうまく、ロメロも度々被弾する。
5Rにはジギの抱え込みでレフェリーがブレイクし間に入ったあと、ロメロは右フックをジギに当て反則の減点1。しかしロメロはラウンド終了とほぼ同時に右フックでダウンを奪い、減点分をとり戻す。そして7R、右ストレートでダウンを追加すると、最後は左アッパーでジギを豪快にマットに沈めた。
試合後インタビューでも次に戦いたい相手にデービスの名を挙げていたが、今回のSNSでの挑発はデービスを怒らせ逃げないようにするためだろうか。
また、ロメロには対戦を希望する者として、モハメド・アリになりきりボクサーでWBA9位のミシェル・リベラ(23=ドミニカ)がいる。彼は今月4日、8回KOで21勝(14KO)無敗とした。リベラは勝利後にまずロメロと対戦し、その後にレギュラー王者デービスと戦いたいと語っている。
果たしてロメロの次戦は誰になるか。
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