2021/07/24（土）UP
（最終更新：2021/07/24 06:35）

タイヤファイトに出場する（左から）WhiteRice、内田ノボル、和田犬

　世界一近い距離での打撃戦！“タイヤファイト”
　7月31日（土）に東京・立川コロッセオにて2部制で行われる『立川格闘技フェスタ2021―夏― ～狼煙　NOROSHI～』。同大会の第2部では、“世界１近い距離での打撃戦”を標榜するタイヤファイト旗揚げ戦となる『タイヤファイト公式戦 T-0001 -タイヤ神降臨-』が開催される。

　タイヤファイトとは、両競技者がタイヤに片足を入れた状態から試合をスタートして拳で殴り合い、ダウン、KO又はタイヤアウトと言われるタイヤに入れた足が、パンチによる圧力（片手での場合のみ有効）で競技者がタイヤから離れたことで勝敗を決するルールで争う新格闘競技。

前回MMAで対戦した内田（下）と中村（2019年10月）

　これまではキングダムを含む、東京、関西、沖縄などの様々なイベント内で行われてきた同競技であるが、今回は初のタイヤファイト競技のみの大会となる。

　今大会のプロ部門では、3階級（60kg以下、80kg以下、無差別）に分け、これまでの実績から主催の入江代表がそれぞれタイヤファイトの王者「タイヤ神（ゴッド）」に指名し用意。そのタイヤ神に挑戦するプロ経験のあるファイターを募集したところ多数の応募がありカードが決定した。

タイヤファイトは世界一近い距離で打撃戦として激しい戦いが繰り広げられる。左は80kg以下級のタイヤ神のWhiteRice（左）

　無差別級のタイヤ神、内田ノボル（45=翔拳道/元新日本キック＆MAキックヘビー級王者/元K-1ファイター）に挑戦するのは、19年10月6日のキングダム北沢タウンホール大会で、初のMMA挑戦の内田を下した空道関東大会3位の実績を持つ中村崇一郎だ。内田にとっては絶好のリベンジの大チャンス到来。そして中村は再び大物喰いを果たし、タイヤ神に昇神（しようしん）なるか？

　80kg以下のタイヤ神、WhiteRice（ホワイトライス）は昨年の非公式戦でタイヤファイト80以下王者・ムービー・スターを下した。対するは記者会見内で入江代表に出場直訴した武士正こと、近藤哲夫。自分が現在のタイヤファイトの東京関西統一王者（20年10月18日ACF興業で載冠、vs中川達彦戦）であることをアピール。これを納得した入江がWタイトル戦を承諾した。

武士正（左）とキングダムエルガイツ入江代表（右）

　60kg以下級のタイヤ神はYouTuberの和田犬。昨年9月のタイヤファイトスペシャルワンマッチでキングダム聖蹟桜ヶ丘の三浦直之を逆転KOで下した。対するは三浦直之の同門、キングダム聖蹟桜ヶ丘のDOMINO（ドミノ）。今回の一戦に賭ける和田犬は、職業YouTuberとしてある同業者へアピールしたいことがあるという。そのアピールとは一体何なのか？今後の彼の動向にも注目される。

　また、タイヤファイト旗揚げ戦とは別枠で開催される1部のFighting DISCO 2021だが、メインカードとしては、キングダム対KROSS×OVER の3対3対抗戦が組まれた。

大会ポスター

　大将戦にはキングダム期待の重量級戦士、松岡ラグビーが登場。松岡はラグビーベースとする183センチ、90キロの巨漢で、入江代表曰く上手く育てば、ウチからDEEPメガトン級王者になった長谷川賢以上の存在になりえる逸材と絶賛。代表経験もあるラグビ―本職ではまだ現役なので、今後、上手く矛先が格闘技に向いてくれたと思う。と、語る。

　そして、ねわざワールド品川から芸人ファイター、ロングホーン尾崎の参戦など、今年はコロナ禍の為に1日のみの開催となった恒例の立川格闘技フェスタだが、興味深い熱い夏の戦いが繰り広げられそうだ。

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