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新格闘技タイヤファイトとは!? ”殴られても痛くない”新型グローブも採用

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2020/09/11(金)UP

過去のタイヤファイトの様子

 東京・立川の『キングダムエルガイツ』が行う格闘新競技「タイヤファイト」の公式ルールと、競技内で新型特殊グローブ「ドラグローブ」を採用することが発表された。

 タイヤファイトは、タイヤに片足を入れて拳のみの攻撃を基軸として戦うキングダムの入江秀忠代表が考案した競技だ。プロでは接近戦の激しい打ち合いからKOも出るほどの競技だが、アマチュアでは安全性を第一とし、スポーツとして老若男女にタイヤファイトを楽しみ、挑んでもらえることを目指している。

 そのため、アマチュアの場合はダメージの少ないグローブが必須となるのだが、今回採用が決まった「ドラグローブ」は、極真空手、浜井派の浜井識安(のりやす)会長が開発したもので、殴られてもダメージを最小限度に抑え「痛くない・怪我をしない」スパーリング、試合が可能だという。

これが ”殴られても痛くない”ドラグローブだ

 ドラグローブは直径22cm、20cmの2種類があり、22cmのドラグローブで鼻を打たれた場合には鼻・オデコ・アゴ・左右頬骨の5点に当たるため、鼻のダメージが5分の1になり、直径20cmのドラグローブでは鼻・左右頬骨の3点にあたり、鼻のダメージは3分の1になるそうだ。

 入江代表はキングダムエルガイツネットワークジム内で、このドラグローブでの使用を大人・女性・子供などの体重差・実力差など様々な想定で試験を繰り返し、安全性を確認、正式採用に踏み切ったという。

 タイヤファイトは過去にはキングダムエルガイツの大会をはじめ、沖縄の格闘技大会でタイトルマッチが行われているが、このドラグローブでのタイヤファイトは9月19日(土)〜22日(火)までの『立川格闘技フェスタ2020』(東京・立川コロッセオ)にて21日と最終日の22日に披露される。

 ルールはアマチュアの場合、ダウン判定はプロのようにダメージで倒れるだけではなく、打撃を受けたことによりアゴが大きく上がるだけでもダウン判定となる。2回ダウンでKO負け。ダメージの少ないグローブなので、クリーンヒットのみのダウン判定が多いと思われる。
 また、タイヤから2回足が離れるとタイヤアウト失格負けとなる。(地面からやや浮く程度ならOKだが、タイヤの高さより離れてしまうとタイヤアウトとなる。入江代表が大相撲出身のため、土俵からの押し出しからヒントを得たという。
 両者ポイントに差が無い場合はタイヤをコインのように回し、裏表で勝者を決める。

 リングでも野原でも行える新興格闘競技タイヤファイト、今後格闘スポーツとしてどのように広がりを見せるか期待される。

イベント概要
キングダムエルガイツ「立川格闘技フェスタ2020」
9月19日(土)〜22日(火・祝)まで

☆タイヤファイトが披露される立川格闘技フェスタのメインクラスイベント(9月21日)の概要、スケジュール、チケット(動画チケットもあり)はこちら。

■ドラグローブの紹介(YouTube動画)

 Battle Fitness バトルフィットネス大森店のYouTubeチャンネルで紹介されている、同製品の使用体験をしたキックボクサーによると、顔面に当たっても痛くなく、鼻に当たってもツンとすることがないという。また、拳がゴツンと当たるような響く痛みもないとのことだ。

■ドラグローブ使用の感想

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