【K-1】佐々木大蔵が林健太と”元同門対決”、同門王者・山崎秀晃が持つ「ベルトに王手をかけたい」(佐々木)
9月20日(月・祝)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN よこはまつり』の第二弾カード発表会見が8月4日、都内にて行われた。
スーパー・ライト級の一戦で、第3代K-1ライト級王者・林健太(27=FLYSKY GYM)vsKrushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の”元同門対決”が決定した。
林は2018年の世界最強決定トーナメントで優勝し、2019年3月の卜部功也とのタイトルマッチで延長判定勝利を収め、念願のK-1世界王者の座を獲得。その後も連勝するも、昨年3月から2連敗し、ライト級王座から退いた。今年5月に階級を上げ、今までKO負けの無いヴィトー・トファネリにKO勝利しスーパー・ライト級初戦を飾った。
相手の佐々木は昨年2月にはKrushで2階級制覇を達成し、現在は7連勝中と波に乗る。自身の戦いを”アート”と評し、不可思や大和哲也、安保瑠輝也、ゲーオ・ウィラサクレックなど数々の強豪たちと、持ち前のテクニックを武器にしのぎを削って来た。
林は19年まで佐々木と同じK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに所属。共に汗を流してきた元・同門仲間だ。スーパー・ライト級の現王者は、やはりKREST所属の山崎秀晃。
林はスーパー・ライト級転向の際には「兄貴分の秀さん(山崎秀晃)が65kgで独走してるので、俺が日本人で唯一倒せると証明したいです」と元同門対決も厭わずと示唆していた。
今回は山崎と同じく、先輩である佐々木との対決となる。
会見で佐々木は「まさかまさかの対戦相手が健太ってことで」と親しげに笑いかけながら「(五輪の)スケートボードをテレビで観ていたんですけど、スポーツマンというか敵同士なのに称えあっている姿にすごく惹かれた。僕は健太に対して憎しみもないし、そういった姿をみなさんに届けられたら」とノーサイド精神を発揮したいと語る。
これに林も「スーパー・ライトに階級上げた時、秀さんも大蔵くんも、元同門の8年くらい前から良くしてくれた方のいる階級に、当たるやろうなというのはあったので。覚悟を持って階級を上げてきた。大蔵くんのことは大好きですけど、僕はもともと憎しみで戦うタイプではない。家族や応援してくれる人のため。大蔵くん同門で好きやけれど、全力で戦える準備はもう、しています」ときっぱり。
佐々木は林に対する印象として「この前5月の試合の時にも、2人で練習していた。本当に健太の実力は評価している。強い選手だと思うんで。気持ちで戦う選手、熱のこもったパンチを振ってくる選手だなと思う」と林のファイターぶりを評価。
対して林は佐々木について「18歳のころからずっと練習していて。本当に完璧なくらい強いなと思っていたんですけど。前回5月のスパーリングの時に、だいぶ背中に追いついてこれたかなと思ったんで。大蔵くんはパワー・スピード・テクニック申し分のないファイターで、僕が戦うとしたら気持ちで上回っていくしかない。しっかりKO出来るように取り組みたい」と佐々木のコンプリート・ファイターぶりに気持ちで上回り、KOすると意気込む。
さらに林は「ベルトを巻きたいし、巻く姿を待ってくれている人もいるので。日本人ナンバー2と言われる大蔵くんに勝って、秀さんに近づきたいと思います」とこの試合に勝ち、山崎に近づくとする。
山崎戦を見据える林に佐々木は「ちょっと待った、と。自分がしっかり壁になる。そしてK-1のベルトに王手をかけたいなと思っています」と、自らも山崎のベルトを狙うかのような発言。
この発言について「山崎選手と戦うことに吹っ切ろうと思ったのか」と問われると、佐々木は「そこまでは言ってないですけど、どうなるか。そこはこの戦いが終わってからでないとわからないことですし。次の試合でも秀さんにセコンドはお願いして、一緒に今回の試合に臨んでもらうことになると思うんで。常に秀さんの背中を追っかけていますね」と断言はしないが、意味深に語った。
山崎を頂点とするスーパー・ライト級での”因縁”の対戦。林が勝って、山崎挑戦に名乗りを上げるのか。そして佐々木が勝利したなら、山崎の王座とどう向き合うのか。
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