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【ベラトール】”何故こうなった”皇帝ヒョードルのジョンソンとの母国戦に元UFC王者ドス・サントス苦言

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2021/08/10(火)UP

10月に母国ロシアで試合を行う皇帝ヒョードル

 10月23日(現地時間)に開催されるベラトール・ロシア大会のメインイベントにて、元PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードル(44=ロシア)が、ヘビー級2位のティム・ジョンソン(36=米国)と対戦することが5日に発表されたが、それに対して、元UFCヘビー級王者のジュニオール・ドス・サントス(37=ブラジル)が苦言を呈している。

ヒョードル(左)は、ベラトール・ヘビー級2位のジョンソン(右)と激突©️Bellator

 ベラトールのスコット・コーカー社長は昨年末から総合格闘技界のレジェンド、ヒョードルの試合を彼の母国ロシアで行いたいと言及し、その対戦候補として、ドス・サントスや、ジョッシュ・バーネット(43=米国)、アリスター・オーフレイム(41=オランダ)、ファブリシオ・ベウドゥム(44=ブラジル)ら名実ともにヒョードルの相手にふさわしい選手の名前を挙げており、ドリームマッチの期待が膨らんでいた。

豪腕パンチで多くのKOを量産してきた元UFCヘビー級王者ドス・サントス(左)

 ドス・サントスは9日配信の米国格闘技メディア「MMA Fighting」の取材で「彼(ヒョードル)は、ファンが関心を持ち興奮する様な最高のファイトを望んでいると思った。しかし、彼は最終的にティム・ジョンソンを選んだ。この試合がどんな内容になるかはわからないが、少なくとも、私やオーフレイム、ベウドゥム、バーネットの何かと戦った方がより、注目を集め、面白い内容になったはずだ。私はヒョードルのファンでもあるけど、この対戦カードは彼が歩んできた道ではない。なぜこうなったのか、理解できない」と、落胆の気持ちを告白した。

 皇帝ヒョードルの対戦相手に選ばれたジョンソンはMMA戦績15勝7敗のベテラン。昨年10月に元UFCの強豪シーク・コンゴに勝利するなど3連勝を飾ったが、今年6月のヘビー級暫定王座決定戦で、ヒョードル軍団のワレンティン・モルダフスキーに判定負けし、王座獲得を逃した。

 ジョンソンは9日のMMA Junkieの取材で今回の“歓迎されていない”件について回答。「多くの人たちが今回のマッチメイクを両手を広げて受け入れてくれないのは知っている。しかし、ヒョードルは(モルダフスキー戦で)私の戦いを25分間、セコンドで見続けたんだ。その彼が私を選んだ。選んだ理由はこの2つの内どちらかだろう。これは違うと信じたいが、1つ目は簡単にKOできると思ったから。そして、もう一つは、ヒョードルが戦士だから。彼は私と良い戦いが出来ると思ったからで、“名前”で選んだ訳じゃないと思う」と、自分こそがヒョードルの対戦相手に相応しいと胸を張った。

▶︎次ページ【動画】は、ヒョードルが対戦相手に選んだジョンソン、モルダフスキーと壮絶な殴り合いシーン!

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