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【Krush】日本拳法出身・小巻海斗、12cmの身長差も「100kgの選手と試合していたから大丈夫」対する黒田勇斗「見返したい」=8.21 Sバンタム級T

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2021/08/18(水)UP

共に決勝で小倉尚也リベンジを果たしたいと語る小巻(左)、黒田(右)(C)K-1

 8月21日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.128』では、玖村将史が返上した王座を争う[第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦]が行われる。

 1回戦で対戦する小巻海斗(真樹ジムAICHI)と、黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)がそれぞれ公開練習を行った。

 小巻は、今年2月のKrushに急遽欠場選手の代打で緊急参戦。44・ユウ・ウォーワンチャイを序盤から圧倒して、KO勝利を収めた。前回5月大会では小倉尚也に敗れたものの、小倉と一歩も退かない打ち合いを繰り広げている。

身長18cm差もある相手をKOしたこともある小巻

 1回戦の相手・黒田はスーパー・バンタム級では長身(174cm)の部類で、リーチを活かした蹴り技を得意としている。小巻とは12cmの身長差があるが「僕はもともと日本拳法をやっていて、日本拳法の大会は無差別なので100kgの選手とも試合をしていた。だから体格差・身長差は大丈夫だと思っている」と断言。

 続けて「今まで戦ってきた人は基本的に僕より背が大きな選手ばっかりだったので、身長差は気にせず戦おうと思っています。黒田選手は蹴りもヒザ蹴りもパンチも全部うまい選手で、前回の試合を見て気持ちが強い選手だなとも思いました。技術で勝てないとしても、こんどこそは気持ちでは負けないように頑張りたいと思います」と小倉戦での反省点も試される試合だと考えている。

パンチを得意とする小巻(C)K-1

 準決勝・決勝の対戦相手の予想・戦いたい相手について聞かれると、小巻は「準決勝で戦いたいのは吉岡ビギン選手。決勝では小倉選手にリベンジしたい」と語った。「吉岡選手は別の大会で1回やっていて、その時はドローだったんです。あれから2~3年経ってお互い成長してるはずなんで今やったらどうなるかなと。なので吉岡選手とやりたいです。決勝まで上がったら絶対に小倉選手とやりたいです、必ずリベンジを果たしたいし、前回より盛り上げて勝ちたいと思います」と熱く語った。


黒田勇斗(C)K-1

 対する黒田は、今年5月のK-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝した黒田斗真の兄。これまで王者クラスの選手と試合を重ね、現K-1フェザー級王者の椿原龍矢とも拳を交えている。

 黒田は小巻について「バランスが良くてスピードがあってパンチもある。そこは警戒したい」とパンチを警戒しつつ「相手のペースにつき合わず、どんな状況でも自分のペースで戦いたい」と自分を貫くことが勝利に近づくと考えている。

現K-1王者・椿原(右)と競り合う黒田(19年11月)

 トーナメントの勝ち上がりについて黒田は準決勝でアマチュア時代に引き分けている吉岡ビギン、決勝で小倉へのリベンジという青写真を描いている。「吉岡選手とはアマチュア時代に引き分けているし、弟(黒田斗真)が負けているのでストーリーがあって面白いと思います。決勝では小倉選手にリベンジして優勝したいです。今回、僕が優勝すると思っている方は少ないと思うので、1回戦で小巻選手に勝って『黒田が優勝するんちゃうか?』という試合をしたいです。(優勝予想が少ない周囲の状況について)僕はそれが燃えるし、見返したんねんという想いは強いです」と下馬評を覆し、ベルトを勝ち取ると意気込んだ。

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