【GLORY】“団体史上最大の逆転KO負け”の悪童バダ・ハリ、懸念された現役引退の噂を否定「ヘビー級の頂点に立つまで、歩みを止めない」
9月5日(日本時間)にオランダ・ロッテルダムで開催されたキックボクシング興行『GLORY 78』メインイベントのヘビー級(120.2kg)マッチにて、同級8位のアーカディウス・ウルソーセック(29=ポーランド)に逆転KO負けした元K-1世界王者でヘビー級3位のバダ・ハリ(36=オランダ)。
団体SNSでは“GLORY史上最大の逆転劇”と銘打つほどの衝撃の結末だった。バダ・ハリだが、懸念されていた引退の噂を否定した。
【動画】死角ハイキックにバダ・ハリが衝撃の“倒木ダウン”!激闘ハイライト写真も
2007年に初代K-1ヘビー級王者に輝いたバダ・ハリだが、過去5年間は勝ち星がなく、前戦となる昨年12月のアデグバイ戦は鼻骨骨折の大怪我を負うほどのKO負け。今回9ヶ月ぶりの試合はトレーナー陣を一新し肉体改造にも力を入れた、再出発としての大事な一戦だったが衝撃の結末に。
序盤からバダ・ハリが強烈なボディブローで2度のダウンを奪うなど巨漢ウルソーセックを圧倒。誰もがバダ・ハリの勝利を確信していた中、2ラウンド1分過ぎ、右ミドルを貰いロープに飛ばされたウルソーセックにトドメを刺そうと、バダ・ハリが詰め寄った瞬間、近距離からウルソーセックが下から擦り上げる軌道の左ハイキック!
死角からの強烈な一撃を側頭部に貰ったバダ・ハリは一瞬で意識を飛ばされ、まるで木が倒れる様にダウン。辛うじて起き上がったものの、意識もうろう状態でレフェリーのカウント10内に立つことはできなかった。この衝撃的な逆転KO劇に、ファンの間では、純粋にその激闘に感動したした者もいれば、バダ・ハリの引退を危惧する声も上がった。
試合翌日、バダ・ハリは自身のSNSを更新。「皆を落胆させてしまった。自分自身もとても残念な気持ちでいっぱいだ。良くない結果だ。今日、あの試合をポジティブな気持ちで見ることは難しいが、言わせて欲しい。昨日の試合、自分の強さと万全の調子を感じることができた。あの不運な瞬間まで1秒たりとも痛みを感じることはなかった。かつての“バダ・ハリ”の様に戦えた。結果には不満が残るが、リングに上がるまでの過程には満足している。私が歩いている道は正しい。私はこの歩みを止めない。この階級(ヘビー級)の頂点に立つまで。それには、先ず(ウルソーセックとの)再戦だ。皆の応援を本当に感謝している」と、ファンへの感謝と現役続行を表明した。
世界最大級のキックボクシング団体GLORYのヘビー級は現在、6月に元K-1世界王者アリスター・オーフレイムが電撃参戦した事により大きな注目が集まっている。アリスターは10月23日のデビュー戦で、いきなり現ヘビー級王者・リコ・ヴァーンホーヘンのタイトルに挑戦するが、一方で、バダ・ハリとアリスターのドリームマッチ実現を期待する声も大きい。その為にはバダ・ハリの完全復活が必須となるが、果たして両者の対決は実現するのか。
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