2021/09/10（金）UP
（最終更新：2021/09/10 14:15）

ベルト再挑戦を目指す小澤海斗©️K-1

　9月20日（月・祝）神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。K-1フェザー級ワンマッチで國枝悠太（28=二刃会/ 10勝（5KO） 5敗 3分）と対戦する、第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗（28=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/14勝（7KO）9敗 2分）が公開練習を行なった。

　小澤は16年のK-1 WORLD GP 初代フェザー級（-57.5kg）王座決定トーナメントの決勝で武尊に敗れ、K-1王座獲得とはならなかったが、現在もフェザー級のベルトを期待される選手だ。今年3月の『K’FESTA.4』で約1年半ぶりに再起し、篠塚辰樹にスプリット判定で敗れるなど、現在2連敗中だが、この一戦で完全復活が期待される。

小澤が力強いパンチをミットに叩き込む©️K-1

　対する國枝は今年に入ってK-1 JAPAN GROUPに参戦を果たしたニュカーマー。既にKrushで3戦を経験し、最初の龍斗戦こそ敗れはしたものの、以降の2戦は2連続KO勝ちと、その攻撃力が高く評価されている。

　小澤は公開練習では2分1Rのミット打ちを披露。本人曰く「普通です」というコンディションだが、その言葉以上に鋭いパンチと蹴りを繰り出し、順調に調整が進んでいることをアピールした。

K-1の歴史に残る武尊（左）と小澤（右）の激闘

　小澤は対戦相手の國枝の印象について「印象は特にないです。喋ることもないというか、試合を見てもらえれば分かります」と言葉少なだが、國枝がインタビューの中で「小澤の時代は終わった」と発言したことについては「時代時代って、俺の時代はまだ一回も来てねえし。時代を作るような試合をします」と、強い口調で言い返した。

　自身の時代の到来を意味する上で必要なのは、黄金に輝くK-1のベルト。小澤は過去に2度の王座決定トーナメントに挑んでいるが、ベルト奪取には至っていない。「そんな簡単には獲らせてはくれねえのかなっていうのを感じましたね。次に挑むんだったら三度目の正直なんで、次こそは欲しいベルトを必ず腰に巻きたいと思います」と上を見上げた。

　連敗脱出、ベルト奪還への再チャレンジを目指す小澤。「『次の挑戦者は小澤海斗だ』というような試合をしなくちゃいけないなと思います」と、不退転の覚悟でこの國枝戦に挑む。

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