【ボクシング】58歳ホリフィールドが現役さながらの肉体で計量パスも、オッズは元UFC王者ベウフォート優勢に
9月12日(日本時間)フロリダ州ハリウッドで行われるヘビー級8回戦の前日計量が行われ、元世界ヘビー級&クルーザー級3団体王者イベンダー・ホリフィールド(58=米国)は225.4ポンド(102.2キロ)、対する元UFC王者ビクトー・ベウフォート(44=ブラジル)は206.2ポンド(93.5キロ)でパスした。
ホリフィールドはあと約1年あまりで還暦とは思えないほど、現役さながらの身体に仕上げてきた。ベウフォートの方が背が低い分、筋肉隆々に見えたが、試合に向けしっかり練習してきたことがわかる。
しかし、心配なのはパンチのスピードと相手の攻撃に反応できるかどうかだ。
ホリフィールドは伝説的ファイターだが、現役を引退して10年、練習の動画を見る限り、パンチは決して速いとは言えず、海外報道では心配する声が多い。さらにホリフィールドは今月4日にコロナ感染で欠場を発表したオスカー・デラホーヤの代役だ。復帰戦に向け練習してきたとは言え、わずかな期間でベウフォート対策はできているかどうか。
オッズ(英大手ウィリアムヒル)では、本日11日21時現在、ホリフィールド2.75倍、ベウフォート1.44倍でベウフォート勝利予想が優勢となっている。
ベウフォートはUFCでミドル級屈指のハードパンチャーとして知られ、相手を次々にマットに沈めてきた。ヴァンダレイ・シウバや秋山成勲にも1RでKO勝利している。2018年5月にリョート・マチダと対戦して敗れ引退を表明。今回が3年半ぶりのリングだが、まだ44歳と若い。
いくらボクシングルールとは言え、ベウフォートが勝ってしまうのではとの予想も無理もないが、ホリフィールドの勝つ可能性は、ボクシングの経験値と高い身長か。
現役時のようにジャブで入らせず、パンチでポイントを重ね、相手の強打をヒラリとかわすようなテクニックでベウフォートを対処することができれば。10年ぶりリングの58歳はどこまでパフォーマンスを出すことができるか。
♢選手データ
・イベンダー・ホリフィールド(58=米国)身長:189cm /リーチ:198cm/構え:右ボクサーファイター/戦績:44勝29KO10敗2分/主なタイトル元WBA・WBC・IBF統一世界ヘビー級王者。元WBA・WBC・IBF統一世界クルーザー級王者。
・ビクトー・ベウフォート(44=ブラジル)身長:183cm/体重83.9kg(UFCミドル級)/構え:左/MMA戦績:26勝(18KO/3一本)14敗/プロボクシング戦績1勝(1KO)無敗/主なタイトル:第4代UFC世界ライトヘビー級王者(2004年)/UFC 12ヘビー級トーナメント 優勝(1997年)
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