【K-1】2階級制覇に挑戦する野杁正明、対抗馬の安保瑠輝也に「負ける要素は1mmもない」=9.20ウェルター級T
9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。久保優太の王座返上により行われる、ウェルター級王座決定トーナメントに参戦する元K-1スーパーライト級王者・野杁正明(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が公開練習を行なった。
野杁は空手をベースにガードを固めて圧力をかけ続けるスタイルで、新生K-1創成期から活躍。17年にはゲーオ・ウィラサクレックを下して王座を戴冠。その後、ウェルター級に変更して、ハッサン・トイやヴィトー・トファネリなどの強豪外国人に次々と勝利している。現在、海外選手相手に5連勝中だ。
野杁はトーナメント初戦で当初、加藤虎於奈と対戦する予定だったが、加藤の欠場に伴い、緊急参戦のFUMIYA(27=ポゴナ・クラブジム)と激突する。FUMIYAは驚異の身体能力を武器に多くのKOの山を築いてきた“KOアーティスト”。今年6月のKrushで絢太から秒殺KO勝利、続く8月のビッグバンでは山際和希に初回KO勝利を飾っている。
野杁は公開練習で1Rのミット打ち。パンチ、ヒザ蹴り、ミドル、三日月蹴り、ローキックと多彩な技を見せつけた。「今回はトーナメントということもあって早めに追い込みをスタートしたんですけど、疲れが溜まっている中でいい動きができているので、いつも以上にいい仕上がりです」と順調をアピール。
トーナメントに向けては「(スパーリングやミット打ちの)ラウンド数が多かったりはしますけど、トーナメントだから特別なメニューをやることもはないです」と普段通りの調整で、優勝まで1日3試合を行う過酷なトーナメントに挑む構えだ。
対戦相手のFUMIYAの印象を問われると「バックブローとバックキックか?いい体もしてるんで、パワーがあるかなっていう印象」と評価しつつも「僕には当たらないんで。それこそ同じジムの秀さん(山崎秀晃)のバックスピンとかバックブローのほうがパワーもスピードもあるんで、それに比べたら全然気にしてないです。もらったとしても倒れないですね」と切って捨てた。
野杁のこれまでの実績から優勝候補の呼び声が高い。そして、その対抗馬と目されているのが元K-1スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也だ。ファンや関係者の間では実力・実績の点から、この両者が決勝戦で激突するという予想をする者が多い。
その安保に関して、「彼は彼のやり方で盛り上げてくれていますし、彼の頑張りがあるからこそ、ここまで注目されていますし、彼がああいう派手なことを言うことによって、他の選手も野杁と安保には負けてられないという気持ちがきっと出てくると思うんで」と、その派手な言動に関しては評価した野杁。しかし安保の実力については「もちろん差はあります。彼も強いですし、昔から知っていますけど、負ける要素は1mmもない」と、こちらも同じく切って捨てた。
野杁は「もちろん優勝する気でいますし、優勝しか考えてないんですけど、全然油断もないですし、全選手警戒して、その上で発言しているだけですから。全選手に対しての対策は万全なんで、準決勝も決勝も誰が来ても問題はないですね」と、死角はない。
最後に「今回は2階級制覇プラス初優勝が懸かってるんで、何がなんでも優勝しなきゃいけないなって感じですね」と、強く決意を語った。
▶︎次ページは【動画】野杁正明の公開練習、多彩技のオンパレード!
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