2021/09/17（金）UP
（最終更新：2021/09/17 20:05）

パンチのポーズをとる太田忍

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.30』へ向けて、試合前の個別インタビューが行われ、[第3試合 RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）]で久保優太（33＝PURGE TOKYO/BRAVE）と対戦する太田忍（27＝パラエストラ柏）が、個別インタビューに答えた。

　RIZIN2戦目のリオ五輪レスリング銀メダリスト・太田は、パラエストラ柏でRIZINバンタム級トーナメントに参戦する扇久保博正はじめ、同ジムのトップランナーたちと汗を流してきた。太田は昨年大みそか、所英男に2R腕ひしぎで敗れているが、注目を集める久保を倒してRIZIN初勝利を目指す。

　充実した練習をしてきたのか、どこか表情に余裕を感じさせる太田は、「今回が復帰戦になるので、ここまでやってきたことをしっかりと出したい」と抱負を語る。久保については「打撃が強い。ただ、それだけ」と吐き捨てた。また展開についても「テイクダウンして、パウンドアウトか寝技で一本を取って、1Rで勝ちます」と自信をのぞかせた。

インタビューに答える太田

　久保が個別インタビューで、「すべての打撃技で倒せる」と話していたことに対しては、「当たればですよね。いくらいい打撃を持っていても、K-1のチャンピオンだろうと当たらなければ意味がない。しっかり勝つための準備をしてきたんで、大丈夫です」と意に介していない。また、久保が妻のサラさんに、勝って愛の告白をすると話していたことについては、「どういうことなんですかね。夫婦ですよね？」と突っ込みを入れつつ、「でも（YouTubeの）『サラ久保ちゃんねる』とコラボしたいので、よろしくお願いします」とそこは宣伝を忘れなかった。

腕十字を仕掛ける所英男を持ち上げる太田（左）、そしてマットに叩きつけた

　所戦からの進化には、「前回は準備期間が少ない中、フィニッシュのイメージがつかないまま戦っていましたが、今回は明確にフィニッシュのパターンがいくつかありますね」と勝利のイメージができているようだ。「所選手は寝てからが勝負の選手。久保選手は、寝るまでは勝負の選手なので、準備の仕方が全然違います。今回は、勝たなければいけない試合。勝って当たり前の試合ですね」とも語った。

　また話題は、東京五輪レスリング金メダリスト（フリー125kg級）のゲイブル・スティーブンソンが、MMAかプロレスへの転向が騒がれ、結局はプロレス団体のWWEと契約したことについても触れ、「レスリングで頂点に立って、次は何を目指したらいいのか分からいまま、エンターテインメントの世界を選んだのだと思います。僕は、昔からMMAをやりたいと思っていたので、この道を選びました」と自身のことを振り返った。

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