【RISE】那須川天心、鈴木真彦戦を振り返る、武尊戦にも言及「決まるまでは何も言えない。全部状況が整えばやりたい」
9月23日(木・祝)神奈川・ぴあアリーナMMで開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』でRISEバンタム級王者の鈴木真彦(24=山口道場)に判定勝利した、那須川天心(23=TARGET/Cygames)が試合後インタビューに応じた。
序盤から冷静に左ジャブ、ストレートとパンチを当て続け、ボクシングスキルの高さを見せた那須川。試合を「全部見えたというか、自分が試したいことプラス『相手がこうやりたいんだろうな』というのが分かった。ちょっと噛み合ってなかったのかな」と振り返った。
鈴木の強打も那須川のディフェンス力の前に鳴りを潜めた。「攻撃自体は貰ってないのでダメージはない」というように、自身でも最後まで鈴木の攻撃をいなし切ったと認識している。
KOが生まれそうなシーンは見受けられなかった今回の試合。内容については「向こうもやっぱり攻め過ぎるとやられるという考えはあったと思う。自分は、攻められても待たれても両方対応出来るし攻撃出来ます」という。鈴木は作戦として蹴りを使いながら、中に入ることを考えていたため、序盤は待ちのスタイルになっていた。
ボクシングに転向を宣言している那須川は、キックボクシングの練習に加えてボクシングのトレーニングにも励んでいる。今回の試合では、パンチに偏った戦いをしてしまったことが課題だという。
「試したいことが沢山あったので、それを試すことは出来たので良かった。いつもと違った動きやスタイルを見せられたと思いますが、パンチを意識しすぎたので、蹴りも蹴っていかないといけない」と、残り2試合に迫ったキックボクシングの改善点を見つけていた。
45戦無敗の那須川にとっては、もはや対戦する相手を探すことも難しい。対戦相手は誰になるのか。K-1世界王者・武尊との対戦は、以前から期待されているカードだ。
それについて記者から聞かれると、那須川は「動きが本当にないので、僕もマジで分からないです。組まれるのであれば、向こうもやりたいだろうし、盛り上がるカードだと思います。僕も熱くなれる試合だと思うので、全部状況が整えばやりたいなとは思う。僕がはぐらかしてるのでもなく、僕は分からないので決まるまでは何も言えないです」と答えた。
またRISEの伊藤代表は、本件に関して「現状テーブルに着いていません。間接的に聞いている部分はあり、言えない部分がたくさんあります。決まるなら、テーブルに着いて話したいと思います。RIZINの榊原代表が間に入っているので、挟んでの会話になっているので進まないですね。その状況が続いています」と語っている。
現時点では、那須川はRIZINの大晦日大会の参戦を予定している。那須川が「RIZINの引退試合を見せたい」というように、最後の大晦日格闘技の舞台に出場することになる。
最後に「判定にはなりましたが、しっかりとした技術は見せられたと思うので、あと2試合良い試合ができるようにレベルアップしていきたいので、これからも那須川天心とRISEをよろしくお願いします」とファンに語りかけた。
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