【ボクシング】カネロと乱闘で顔から出血のプラント「ただの引っ掻き傷、手術の必要ない」勝利に確固たる自信
11月6日(現地時間)に行われる世界スーパーミドル級4団体統一戦、3団体王者のサウル“カネロ”アルバレス(31=メキシコ)とIBF王者カレブ・プラント(29=英)の一戦に向け、21日(現地時間)の記者会見で、両者がフェイスオフからの殴り合いに発展、この乱闘騒ぎでプラントが右目下を切り流血する怪我を負った。
【フォトと動画】カネロとプラントの乱闘、プラントは顔から出血
昨日28日配信のポッドキャスト『Last Stand』にプラントが出演、絶対王者カネロに対し強い自信を見せた。まず、先日の乱闘については「彼の腕が俺のメガネに当たって出血したんだ、縫わなくてもいいし、手術もしなくてもいい、ただの引っかき傷だ」と語る。
そしてカネロと対戦だが、下馬評ではカネロの勝利が大きく優勢だ。それについてプラントは「これまでにないほどの自信がある。だから、みんなに信じてもらう必要はないし、応援してもらう必要もない。ゴングが鳴っても、誰も俺のためにそこに入れないんだから、俺は(勝つと)信じてもらう必要はないんだ」と語る。
さらに勝てる理由の一つにカネロがかつてドーピング検査で陽性になったことを挙げる。
「彼(カネロ)は、『カレブ・プラントは不安定だ』と言ったが、禁止薬物に陽性反応を示すことこそ不安定な人間ではないのか? 禁止薬物を摂取することは、自信からくるものではなく、恐怖からくるものだからだ。契約体重に対する恐れ、自分のコンディションへの恐れ、自分の力がこうであるべきことへの恐れ。それは自分ができると思っていることからではなく、自分ができないと思っていることから生じている。禁止薬物はそのために摂取するのだが、私はクリーンなファイターだ。私は不正をしない。これは、私が小さい頃から父が私に教えてくれたことのひとつだ。もっと多くの人がこのことについて話すべきだと思う」と語った。
カネロはゲンナディ・ゴロフキンとの再戦前の2018年にドーピング検査で、禁止薬物で筋肉増強剤のクレンブテロールに陽性反応を示している。当時はメキシコの汚染された肉を食べたせいだと主張していた。
また、カネロの同僚のWBC世界スーパーフェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)が今月10日の防衛戦の1ヶ月前の検査で、禁止薬物のフェンテルミンで陽性となっている。フェンテルミンは肥満防止薬であり、食欲抑制効果があるが、アンチドーピング機構では興奮薬にも指定されている。
カネロもバルデスも再検査で陰性となっているが、プラントは今でもカネロは禁止薬物を使っているという疑惑を持っているようだ。
この薬物疑惑からの自信はプラスに出るかどうか。ともあれ、顔の傷は無事で何より。4団体統一をするのは果たしてカネロかプラントか。
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