【ONE】10.29 新たに巨人同士のキック世界戦が決定、平田樹の女子アトム級GP準決勝ほか全対戦カード発表

2021/10/08（金）UP
（最終更新：2021/10/08 12:35）

　平田樹の女子アトム級GP準決勝でも注目される10月29日（金）シンガポール・インドアスタジアム『ONE: NEXTGEN』。その全対戦カードが発表された。

　新たに発表されたのは「ONEライトヘビー級キックボクシング世界タイトルマッチ」。
　身長2メートルの王者ローマン・クリークリャ（ウクライナ）の2度目の防衛戦だ。相手は193センチのムラト・アイグン（オランダ/トルコ）という巨人対決。メインイベントに用意された。

【動画】身長2メートルの脅威、王者クリークリャの圧倒的KOシーン

　王者クリークリャは、16年にはセルビアで開催の『K-1 WORLD GP』（-95kg Tournament）で3試合全て膝蹴りでKO、19年のクンルンファイトのヘビー級トーナメント決勝でもKOで王座を奪取した。　
　同年11月のONE北京大会でKO勝利し現在の王座を獲得。昨年12月には初防衛に成功し、今回は2度目の防衛戦となる。戦績は45勝（24KO）7敗1ノーコンテスト。

　対するムラト・アイグン（オランダ）は、K-1レジェンドのピーター・アーツの下でトレーニングをしており、ISKAおよびWFLのタイトルを持つ。193センチの長身から繰り出す爆発力のある打撃で、これまでの戦績は17勝1敗。
　もともとこの対戦は昨年12月に組まれていたが、クリークリャが新型コロナの濃厚接触者（結果は陰性）だったため欠場に。アイグンは別の相手と対戦し、判定勝利を収めている。

　その他、前回セネガル相撲の英雄オマール・ケインにTKO勝利したキリル・グリシェンコ（ベラルーシ）と、ONE初参戦のダスティン・ジョインソン（カナダ）がヘビー級MMAで対戦。
　またストロー級MMAでミアオ・リータオ（中国）とジェレミー・ミアド（フィリピン）の再戦や、ライトヘビー級キックボクシングでベイブラット・イスアエフ（ロシア）とボグダン・ストイカ（ルーマニア）の一戦も決定した。

　残りの2試合は前述した平田樹（22＝フリー）が参戦の『ONE女子アトム級ワールドグランプリ』（以下、WGP）の準決勝だ。

　準決勝の対戦カードについては、先月24日に準々決勝の勝者4名のファン投票を行った結果「平田樹vsリトゥ・フォガット（インド）」と「スタンプ・フェアテックス（タイ）vsハム・ソヒ（韓国）」の2試合が決定していたが、先月30日に、ソヒが負傷により今大会を欠場し、ジュリー・メザバルバ（ブラジル）が代理出場すると発表されていた。

　平田の相手フォガットは映画『ダンガル きっと、つよくなる』で描かれた伝説のコーチを父に持つレスリング一家の三女で、現在同級4位。先の準々決勝では同級トップランカーのメン・ボー（中国）を判定3-0で下す番狂わせを演じた。

　ONE女子アトム級でキックとムエタイの元2冠王のスタンプの相手メザバルバは9月3日の本WGP交替試合で山口芽生に勝利している強豪だ。果たして決勝に進むのは誰か。

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