【ONE】元K-1王者チンギス・アラゾフがフェザー級GPに自信「優勝することは、僕のレガシー」1回戦は190cmのサナ=10.15
10月15日(金)シンガポール・インドアスタジアムでオール立ち技の大会『ONE: FIRST STRIKE』が開催される。本大会では[ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリ]が開幕。
準々決勝でサミー・サナ(フランス)と対戦する、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者チンギス・アラゾフ(ベラルーシ)の試合前インタビューが主催者から届いた。
このグランプリではマラット・グレゴリアン(アルメニア)やシッティチャイ(タイ)など世界的なフェザー級の選手たちが鎬を削る。
アラゾフは17年6月に『K-1 WORLD GP』の第2代スーパー・ウェルター級(-70kg)王座決定トーナメントを制覇。1回戦で中島弘貴、準決勝でジョーダン・ピケオー、決勝で城戸康裕を破り、圧倒的な破壊力を見せつけた。翌年には日菜太の挑戦もKOで退けている。
その後はベラトールに参戦したが、18年7月にはジョルジオ・ペトロシアンとの新旧K-1王者対決に敗北。ONEには今年4月に初参戦したが、14年のK-1MAX王者エンリコ・ケールにスプリット判定負けした。
対するサナは190cmの長駆を誇る元WBCムエタイ暫定スーパーミドル級王者で、ONEには18年に参戦。19年5月に開幕したフェザー級GPに参戦すると1回戦で優勝候補・ヨードセングライを下し決勝まで進出。しかし決勝ではペトロシアンに敗れている。
なお2人が未だ超えられていないペトロシアンは今大会で、スーパーボンと初代フェザー級王者の座を懸け争う。
サナについてアラゾフは「サミー・サナは確かにムエタイのファイターですが、キックボクシングだって素晴らしいです。強敵ヨードセングライから勝利していますよね。まあ、この試合でどっちが強いかが分かるでしょう」と強さを認めつつも、勝利への自信は揺るがない。
サナよりも自分が優れている点としてアラゾフは「パンチのテクニックでしょうね。でも口で言うよりリングの中で見せる方が良いでしょう」と当日の舞台で証明するつもりだ。
サナをどう倒すつもりかとの質問には「この試合のために本当に色々な準備をしてきたので、その中の一つだけを使うことはできないですね。サプライズですよ。いろんなプランがありますから。それに彼との試合は何も心配ありません。スピードもパンチもキックも、全てにおいて。とにかく集中すること、これが一番大切なことかと思います」と戦略は秘密ながら、全局面で自信を持つ。
今回のトーナメントについて「過去10年で一番と言える、最強のトーナメント。ほぼ全員のことを知っているし、何人かはリングの中で顔を合わせています。自分以外の全員を倒すというのは、大きなモチベーションです」と士気は高い。
このワールドグランプリで優勝することの意義を問われると「僕のレガシー(歴史に残る業績)ですよ。僕らのチームは何度もトーナメントを制してきました。でもこのトーナメントには過去最強のファイターが集っています。そして何人かとは過去にリングで戦っていますし、勝ったり負けたりを経験しています。だから自分のレガシーのためにも、自分たちのチームが一番だ、最強なんだって証明するという点でも、このトーナメントでの勝利はとても大きな意味を持っています」と熱く語った。
K-1スーパー・ウェルター級で圧倒的な強さを誇ったアラゾフだが、ONEのGPでも生き残り優勝することが出来るか。
▶︎次ページは【動画】アラゾフのパンチ一撃でピケオーがバッタリとダウン!衝撃KOの瞬間(K-1)
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