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【MMA】極真世界王者・上田幹雄「目指すはUFCと大山総裁」MMA転向理由と一撃必殺

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2021/10/25(月)UP

MMAでも空手の打撃で決めると答えた極真世界王者・上田幹雄

 極真会館(松井館長)世界大会優勝の上田幹雄(26)が本日25日(月)都内にてMMA転向決意表明を行った。
 上田は8月に極真を退会し、先月5日『GRACHAN50』でMMA(総合格闘技)転向の報告のみを行ったが、今回、会見を開き転向理由や今後の目標などが語られた。

【動画】上田幹雄が鋭い空手技で技ありを重ねる瞬間

 会見で上田は「20年空手をやってきたが、その強さを証明するためにMMAに転向を決めた」と語る。上田は空手が好きで、かつての極真の黄金時代の映像をYouTubeなどで見てきて「もしかすると、その輝きは衰えているのではと考えるようになった。どうやったらもっと空手を知ってもらえるだろうかと常々考えていた」と空手の強さを知ってもらうための転向であると語った。上田は95年生まれ、前年の94年に極真の創始者・大山倍達は他界しており、分裂していない極真全盛時代を上田は知らない。そして世界王者となり、転身。立技格闘技ではなくMMAに決めたのは”何でもアリ”が理由という。

目標とする選手を聞くと「大山倍達総裁」と答えた上田

 目標とする選手を聞くと「大山倍達総裁」と言い、MMAルールでは「打撃で決めたい」と極真空手の代名詞”一撃必殺”を目指す。

 しかし、いくら打撃ができても組技に対応しないと、捕まると逃げることもできず、極められてしまう可能性がある。大山総裁も空手家でありながら柔道二段の腕前だった。
 上田の組技のキャリアは中学3年間、柔道部と相撲部に在籍していたこと。現在のMMAの練習では組んだ時に柔道部時代に得意だった大内刈り、小内刈りは生かすことができていると語るが「レスリングや寝技に関しては初心者と同じ。一からやって、恥ずかしい試合をしないようなレベルまで行ったら試合をしたい」と慎重だ。

左からGRACHAN岩崎代表、上田幹雄、宮田BRAVE GYM代表

 しかし、上田が所属し練習するBRAVE GYMの宮田和幸代表は会見で「上田の打撃は今まで見たことがないくらい強い。あとは倒されないようにレスリングを強化すること。私は日本大学レスリング部のコーチもしているので、そこには世界ジュニア優勝の重量級選手や全日本優勝選手がいるので(一緒に)練習をやっている状況。今、(MMAの)試合に出ても日本の重量級だったら勝てると思うので、そろそろ行こうかな」と上田の強さに太鼓判を押す。

 GRACHANの岩崎代表は上田のデビューの舞台について「MMAデビューはGRACHANとは限らない。国内で重量級がいるDEEP、RIZIN、海外のローカル団体かもしれない」と宮田代表とじっくり話をしてデビュー戦の舞台を決めていくと言う。

 極真ルールは顔面へのパンチが禁止されており、極真などのフルコン出身の選手は、その部分の甘さが指摘されるところ。上田はどうか。宮田代表によると顔面の攻防にもしっかり対応できているという。上田も打撃とスピードには自信があるとのことだ。

 上田はUFCを目標に据えており、30歳前まで海外に打って出たいと話していたが、まずはデビュー戦。果たしていつになるか。上田が言うように極真空手がMMAでどこまでアピールできるか。期待される。

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