【KNOCK OUT】RED王座初防衛の小笠原瑛作が進めるメジャー化計画、「一般層に届くことをしたい」と気合い十分
11月28日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『KNOCK OUT 2021 vol.6』。KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級タイトルマッチで壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)を下して、初防衛に成功した小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が29日、一夜明け会見に臨んだ。
会見場に現れた小笠原は、顔が腫れて痣もくっきりと見える痛々しい姿でベルトを持参して登壇した。俳優業への影響を心配されると、「ここ最近は、腫れたことがなかったんですよね。ヒジの怖さを思い知らされました。顔が痛いんで、悔しいです」と苦笑した。
小笠原は、初主演映画『阿彦哲郎物語・第二の太陽』の撮影が終わり、そのニュースが報道されたばかり。撮影後なので俳優業への影響は少ない可能性もあるが、悔しさは残ったという。
壱・センチャイジムとの激戦を振り返り、「壱選手が1年かけてきた思いが強さにあって、苦戦しました。メインをKOで締めなければいけないと思っていたので悔しさが残るし、課題の残った試合でした。2022年は、KNOCK OUTを引っ張っていくための課題にして、これをうまくつなげて爆発させていきたいです」と語った。
右フックでダウンを奪った場面は、「昔は行き過ぎて倒されてしまうことがあったので、穴をなくすために丁寧に戦うことを心がけていました。3Rにダウンを取ってから、行くべきかどうか迷いが出てしまいました。4、5Rはヒジを打ち合ってもよかったんですけど、穴なく倒しに行くファイトスタイルができていなかったために自分の弱さが出てしまいましたね」と倒し切れなかったことを後悔していた。
3回目の対戦の可能性について聞かれると、「倒し切れば次はないと思っていたんですけど、強さを感じました。もしも3回目があるとすれば、同じ展開にしてはいけないと思うので、倒し切らないとダメだと思いました」とメインイベンターとしての責任の重さとタイトル防衛の難しさを実感したようだ。これは、イベントを牽引するスター選手の誰もがぶつかる壁でもある。
「自分は天才じゃないし、子どもの時にアマチュア9連敗からコツコツ積み上げてきて、ここまできました。そのコツコツの成果が少しは出てきたかなとは思っています。またコツコツやって積み上げていきたいですね」と小笠原は続けた。
初防衛に成功した直後のマイクでは「KNOCK OUTを世界のイベントにしたい」と発言していたが、「そのためには、まず国内でもっと知名度にある大会にして、ビッグイベントでお客さんをたくさん集め、ファンを一人ずつ増やしていきたいです。選手としての目標は、海外の選手と戦って結果を出していくこと。あとは、一般層に届くことを自分の中で見つけていきたいです」と具体的なプランを明かした。
小笠原が映画に出演していたり、俳優業を続けているのもそのメジャー化計画の一環なのだろう。次戦はまだ未定だが、さらに一皮むけた小笠原が見られるのは間違いない。
なお、会見では宮田充プロデューサーから、「来年は、1月22日に後楽園ホールからスタートして、8大会が決まっています。初夏くらいからビッグマッチにつながるカードや大会を考えています」と発表された。
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