RIZIN5戦全勝の井上直樹、拳負傷は「全然大丈夫」、優勝に向けて「気持ちは誰にも負けていない」と強い自信=大晦日
12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.33』にて行われる「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」の準決勝で、修斗二階級制覇者・扇久保博正(パラエストラ松戸)と対戦する、元UFCファイター・井上直樹(Serra Longo Fight Team)が13日に公開練習を行なった。
優勝候補の井上は軽快な動きのシャドーを披露。その後にミット打ちが予定されたが、取材陣の意表をついてか、井上はなんと“ミットの持ち手”役。自身のミットでの動きを見せることはなかった。これは手の内を見せない作戦か、ご愛嬌か。
井上は現在のコンディションを「バッチリです」、減量の具合も「いつも通り(問題ない)」とサラリ。石渡戦で負傷した右拳の状況も「全然大丈夫」とした。
今年から始まった激戦のトーナメントも、その頂点にたどり着くまであと2試合。優勝するためには、1日に2試合行うことになるが、最初の扇久保戦について、井上は「楽しみたい。決勝の向けての戦い。気持ちの上では、誰にも負けていないと思う。しっかり対策していければ、良いと思う」と強い自信をみせた。
組み合わせ前から準決勝の相手が扇久保になることは予想済みだったと話す井上。「イメージトレーニングはバッチリ」と心理・作戦面でも万全といい、準決勝、続く決勝での流れはKO・一本決着ではなく判定に持ち越すことも想定に置きつつ、「実際やってみて」と流れの中で、随時勝負していく構えだ。
また、別ブロックの準決勝の朝倉海vs瀧澤謙太に勝者予想を尋ねられると、「どちらでも可能性はある」と答え「どちらが来ても、その(対策)練習はしているので」と、全く問題ない様子だ。
4日に行われたベラトールのバンタム級タイトル戦で、RIZINバンタム級王者・堀口恭司が逆転KO負けしたことについて尋ねると「衝撃的でした」と驚きつつも、自身がベラトールで戦うことについては、「やれると思うと言うか、普通にやってみたい」と、全く臆する様子はなかった。
井上は空手出身で、17年に日本人史上最年少の19才でUFCと契約。UFC戦績は1勝1敗。昨年2月にRIZIN初参戦すると5戦全勝。本トーナメントでは、石渡伸太郎、金太郎相手の強豪を下している。
対する扇久保は修斗でフライ&バンタムの二階級制覇を飾った実力者。16年にUFCの登竜門的な格闘リアリティ番組『TUF』バンタム級トーナメントで準優勝するも、惜しくもUFC契約を逃した。本トーナメントでは、春日井“寒天”たけし、大塚隆史を破って4強入りした。
果たして、揺るぎない自信を持つ井上の優勝となるのか、それとも扇久保がそれにストップをかけるのか。
▶︎次ページは【動画】井上がトーナメント1回戦で石渡をKOした衝撃シーン
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