井上尚弥、来春ビッグマッチへ「ドネアとの試合が最有力、照準を合わせたい」
12月14日、両国国技館にてWBAスーパー&IBFバンタム級王者・井上尚弥(28=大橋)がIBF世界同級5位アラン・ディパエン(30=タイ)を8ラウンドTKO勝利で下した。
しかしタフなディパエンは打たれても、顔が鮮血にまみれても立ち向かい、想像以上のタフな試合となった。
【フォト】井上のパンチで相手の顔は鮮血に染まる、そして豪快なダウンを奪う瞬間
15日、横浜市内の所属ジムでの一夜明け会見で井上は、「ディフェンシブで、かつタフな相手に、しっかりと勝ち切れてよかった。やはり左のリードパンチにはこだわっていたし、一番ダメージを与えることができたパンチだと実感しています」と試合を振り返った。
試合前からリードパンチにこだわりたい。それだけ差をつけたいと井上は語っていたように試合では左ジャブ、とフックで相手の顔を跳ね上げ。左ボディもヒット、最後は左フックでのTKOだった。しかしそのこだわりが強すぎたのか「もっと視野を広げて戦うことができたとも思う。今後自分の持つ引き出しを、より多く見せていきたい」と語った。
井上の試合の2日前にドネアが4ラウンドでKO勝利、WBC世界バンタム級王座を初防衛し、井上と改めて対戦を希望した。
井上も4団体統一を視野に「ドネア選手との試合が最有力なので、そこに向けて照準を合わせたい。場合によってはスーパーバンタム級へ階級を上げることも視野に入れています」とコメントした。
井上は来春のビッグマッチを視野に入れている。4団体統一へ、これまでWBC王者ドネアや、WBO王者カシメロと交渉したが、まとまらなかった経緯がある。再びまとまらなければ、スーパーバンタム級へ1階級を上げるとの意向だ。それは大橋会長も昨日の会見で同じことを語っている。
井上は筋肉が更に付き、体重が増え、現在のバンタム級を維持するのが厳しくなってきている。まずは来春、統一戦への一歩が期待される。
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